おすすめ! 船橋・習志野ラーメン倶楽部
魚骨らーめん 鈴木さん【津田沼】(魚介系)
濃厚魚介のつけ麺や煮干しラーメンなど、津田沼は魚介系の激戦区。その中でも、異彩を放つのがココ『魚骨らーめん 鈴木さん』です。ユニークな店名以上に独特なのが、サンマを使ったラーメン。どうやってできたのか、どのような味なのか、どうやってたべるのかなどなど、根掘り葉掘り聞いてきました!
店主の名字をそのまま冠した店名
『こってりらーめん なりたけ』や『九十九(つくも)ラーメン』など、津田沼の有名どころがひしめく津田沼十字路の交差点から、100m足らずの場所にあるお店。木の風合いをいかした外観は、街並みに溶けこみ、車で店前を通ってもラーメン店と気付かずに通過している人も多いと思います。しかし、店の前で観察していると、一人、また一人とお客さんが吸い込まれていきます。どうやら、舌の肥えた津田沼界隈のラーメン好きを魅了している模様。その“鈴木さん”のラーメンはどのようなものでしょうか。
厨房に近いカウンターで調理のライブ感もあり
カウンター7席の小ぢんまりとした店は、かつて錦糸町・船橋で人気を博した『魚だし亭』の店主が独立、開店したもの。魚だし亭の以前は和食の板前として3年の修業を積み、和の技・食材を使うのはお手のものです。イチオシの鈴木さんままぜそばは、『魚だし亭』時代に、秋だからという理由でサンマを使った創作ラーメンを作ったところ、抜群に美味くできたのが原点とのこと。現在は、ブラッシュアップされてさらに美味しくなったという鈴木さんままぜそば、早速オーダーです。
鈴木さんままぜそば 780円
さんままぜそばは、サンマなどを8時間煮込んだ秋刀魚醤(写真手前中央)が味の決め手。骨や内臓も一緒にほろほろになるまで煮ることで、サンマの美味しさを余すところなく味わえます。麺に絡むタレはチャーシューの煮汁に自家製のめんつゆを加えた和風ダレ。秋刀魚醤を崩してまぜまぜして食べれば、まるで元気なサンマが泳ぎ回っているように丸ごとサンマの旨味が口の中いっぱいに広がります。食べ進んだら、卓上のわさびを加えてみましょう。鼻に抜ける爽やかなわさびの香りが、和の味わいとマッチして、変化も楽しめます。
自家製の秋刀魚醤
適量を麺に絡めて食べたいわさび
秋刀魚醤は、頭と尻尾を除いたサンマの塩焼きに、旨味をプラスする、にんにく、たまねぎ、貝柱、さらにサラダ油を加えて煮込んでいます。手間はかかりますが、骨も一緒に煮込むことで食感もアップさせています。板前時代に培った和の職人としてのこだわりが、このようなしっかりとした“仕事”に表れているのでしょう。ワサビは板前時代から使っている、清涼感のある辛さのものを使用しています。
手書きのメニューは味があっていい
「いろいろ手を加えたくなってしょうがない」と語る店主。その好奇心・遊び心を満たしているのが、月替わりの限定メニューです。取材時の9月は秋刀魚ときのこの柚子塩つけ麺、夏には冷やし中華秋刀魚など、定番のサンマを別バージョンで楽しめます。また、牡蠣やハマグリ、アンキモなど、魚介を使った限定もチェックしたいもの。サイドメニューでは、チャーシューの端っことネギ、メンマ、オクラ、ウズラ玉子が入る豚とろ飯350円がオススメです。そうそう、鈴木姓の方は好きなトッピングのサービスがあるそうなので、まだ訪れてない人は、身分証を片手にぜひどうぞ!
店名 | 魚骨らーめん 鈴木さん |
読み | ギョコツラーメン スズキサン |
アクセス | JR津田沼駅から徒歩6分 新京成線新津田沼駅から徒歩7分 |
住所 | 千葉県船橋市前原西2-32-10 |
電話番号 | 047-478-1175 |
営業時間 | 12:00~15:00 LO 16:00~26:00 LO |
定休日 | 不定休 |
喫煙 | 完全禁煙 |
駐車場 | なし(指定のパーキング利用で100円割引) |
座席数 | カウンター7席 |
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。