GO!GO! 千葉ジェッツ
「ジェッツが強くなるために色々考えた4年間」佐藤博紀選手
不動のキャプテン退団で、一つの時代が終わりを告げる
2015/05/31
千葉県初のプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」の情報をお届けします。
本日5月31日をもって千葉ジェッツを退団することになった佐藤博紀選手、一色翔太選手、田中健介選手、加納誠也選手に、5月26日の「千葉ジェッツ 2014-2015シーズン感謝祭」でお話を伺ってきました。
最後は、キャプテン・
佐藤博紀選手です。
「4年間ありがとうございました。この言葉につきますね。たくさんの人に支えられて4年間過ごすことができました。みなさんとともに、千葉ジェッツを大きくしてこられました。僕にとっては本当にいい経験でしたので、その経験は今後に活かしたいと思います。
やっぱり地元ですし、特別な思い入れもありましたし、ジェッツが強くなるために色々考えた4年間でした。
地元で4年間もプレーできて、キャプテンもやらさせてもらって、本当に千葉にチームがあってよかったです」
4シーズン前、はじめて佐藤選手にコメントをいただいたのは、
ホーム開幕戦の試合後でした。
以来、たくさんたくさんお話を伺い、いろいろな場所でお会いし、そして声もかけていただき、大変お世話になりました。
チーム創設からずっとキャプテンを務める佐藤選手は以前のインタビューで、「会社もチームも一歩ずつ前進しています。まっさらな状態から始まった一年目。大変な時期もありましたけど、島田が“会社は任せろ”と言ってくれたので、安心してプレーに専念することができました。千葉ジェッツはプロ球団として、魅力のあるチームだなと僕は思います」とおっしゃっていました。
毎年選手が何人か入れ替わる中、常に「コミュニケーションを大切に」と、先頭に立ってチームをまとめてきた佐藤選手。「キャプテンは苦労ばっかですよ(笑)。自分自身の成長にもなりますので、幸せなことだと思っています」とも。
大変な努力家でもあると思います。毎日のストレッチは欠かさず、ご覧の通りの柔らかさ。食生活にもとても気を遣い、レトルトなどは食べないそうですよ。「妻は大変だと思いますけど、サポートしてくれています」と、いつも体育館まで応援に駆けつけるご家族は、かけがいのない存在だとのことでした。
その努力が、大きな怪我のない、欠場のない選手生活を支えているのだと思います。
ヘッドコーチの信頼も厚く、プレー面だけではなく、精神的にも、対外的にも、千葉ジェッツには欠かせない選手ですので、今季限りということは絶対にないと信じていました。
なので退団の発表があったときにはとてもショックでした。
チームから「苦渋の決断だった」というコメントがありましたが、本当にその通りだったとお察しします。
ファンの方も同じだと思いますが、我々メディアにとっても、佐藤選手は本当に大きな存在ですので、いまだに信じられない気持ちでいっぱいです。
発表直後にお会いすることになり、つい「淋しい」と率直に言ってしまいました。佐藤選手も「淋しいですね」と言いながら、すでにしっかりと前を向いている様子でした。
ジェッツファミリーであることに変わりはありません。
今後もよろしくお願いしますとお伝えすると、「そう言ってもらえるとうれしいですね」と、いつもと変わらぬ笑顔で答えてくださいました。
一つの時代が終わりを告げる退団ですが、新天地でのご活躍を楽しみにしたいと思います!
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