地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、習志野の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

習志野の地域情報サイト「まいぷれ」

GO!GO! 千葉ジェッツ

「ただいま~!!」“ふーみん”こと西村文男選手の復活

チャンピオンシップに向けて、約半年のブランクを経た大きな戦力が復帰

2017/05/12

千葉県初のプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」の情報をお届けする千葉ジェッツ公式応援サイトです。どのメディアよりも熱く深い愛情を持って取材記事を更新していきます。

プロ生活初の長期離脱から復活

B.LEAGUEが開幕して間もない2016年10月7日、そのリリースは届きました。
西村文男選手が「左母指基節骨骨折」で全治3ヶ月。
それは西村選手にとって、プロとして初めての長期離脱を意味します。
開幕から4試合、ベンチスタートではありましたが、途中出場で流れを変える重要な役割を果たしていただけに、大きな衝撃でした。

2017年に入り、オールジャパンで優勝。そろそろ復帰かとささやかれていましたが、大野篤史ヘッドコーチが「練習からアピールのある選手がコートに立つ」というように、コンディションが上がる前にコートに立つことはありませんでした。
長い長いリハビリ生活を経て、試合に復帰したのは2月25日の琉球ゴールデンキングス戦。しかしプレータイムは短く、その後は出場に至らない試合も。

そんな西村選手に転機が訪れました。「ゲーム練習で、控えチームがスタメンチームに勝つことがあった」と、アグレッシブさを増してアピール。4月8日の栃木ブレックス戦で、実に6か月ぶりに、ホームゲームで出場を果たしたのです。西村選手の名前がコールされたときの、大きな大きな声援を聞いて、実は私たちメディアも胸が熱くなりました。
大野HCは試合後に、「途中から入った選手がすごくエナジーがあって、ディフェンスマインドをもって自分たちがやりたいバスケを体現してくれた。西村は練習からアグレッシブにやっていたので、ここで試したかった。オフェンスの展開がよかった」と、次につながる評価を口にしました。

「シュートタッチはいいが、チームにもっと貢献しなければいけない」

そして4月22日の仙台89ERS戦は、“ふーみん祭り”とでも言いましょうか。ゲームハイの18得点をマークし、試合で活躍したプレーヤーに贈られる「ジャンボくん賞」を今季初めて受賞。ファンに向けて「ただいま~!」と大きく左手をあげたのでした。

この日の起用について、「練習からすごくエナジーをもってやってくれていたので起用しました」という大野HC。「技術的には何も言うことのない選手です。ゲームに出ればいいパフォーマンスを見せるのはわかっていました。ただチームメイトにどういうものを与えられるかがポイントガードとして重要だと思っていますので、そこが西村にも見えてきたことはいい収穫です。エナジーを持って、ハードなディフェンスを実践してくれているところが成長を感じるし、チームとしても成長したと思います」
試合後のふーみんにお話をうかがいました。

― おかえりなさい

ありがうございます!

― だいぶ試合勘が戻ってきたのでは?

チーム自体調子がよかったので、その流れに乗れたのでよかったと思います。今日はうちのチームが良すぎましたね。

― 練習でどのようなアピールができたと思いますか?

怪我からのコンディションがあがってきたことですね。
あとは、「エナジーをもってディフェンスをハードに」と言われているので、そこは心がけて練習しました。
― 3ポイントシュートを8本打ちました。西村選手にしては多いですね。

そう思います。
後半はタイラー(ストーン選手)のアシストを増やしてあげたいがために、タフショットもありました。彼は今日トリプルダブルがかかっていたんですよ。
第4ピリオドの途中に富樫(勇樹選手)から、あと2本だからパスもらったら全部打つように言われて。10アシスト決めたと思ってたけど、あと2本でしたね。もうちょっとパスをもらって打てばよかったなぁ。
そんな理由もあったんですが、シュートタッチはよかったです。
※この日のタイラー・ストーン選手は、12得点、14リバウンド、8アシスト

― 久しぶりに風を切る西村選手を見ました。

いやいや。シュートは入っていたけど、チームに貢献したかというと、そうでもありません。

― 20分出場、18得点というパフォーマンスは満足できるものでしたか?

自分はシュートタッチしかいい状態ではありません。チームがいい状況だっただけで、正直パフォーマンスがよかったとは言えません。少しずつコンディションをあげていきたいと思っています。
― もともと左手でドリブルされることも多いですが、まだ痛みはありますか?

まだ痛いですね。だからあまりドリブルをせず、ごまかしながら(笑)。

― それで早めにパスをして、シュート打って!?

そうそう。まだ自分の意図しないところでファンブルすることがあるので。

― 今日の「ただいま」は、完全復活宣言とも取れましたが。

いえ、そういう意味ではありません。ファンのみなさんがよく声をかけてくださるので、どこかで言いたいと思っていました。ちょっと遅くなったけど、それが今日だったということです。
やっとここまでコンディションが戻ったという気持ちはあります。もともとつけていたくらいまでには、ドリブルがつけるようになりたいですね。
― スタメンかどうかは気にしないと以前おっしゃてましたが。

その辺は昔から気にするほうじゃないですね。

― ベンチから出ていくときに心がけていることは?

シックスマン(ベンチから交代で入る6人目の選手)ということで、ベンチスタートにはそれなりの難しさがあります。そういう部分は考えながらプレーをするようになりました。

爆発力のあるタイラー・ストーン選手とも息の合ったプレーを見せたこの日。「彼は得点をすべき選手。ボールをさわらないとフラストレーションがたまりやすいけど、持たせ過ぎないように、一番いい状態でプレーしてもらえるように考えています」という西村選手。「コート上でチームに貢献していきたい」という想いを、チャンピオンシップにぶつけます。

それではお馴染みの仕草を写真でつづります。お楽しみください。
ときには笑顔でプレーする西村選手。
ときには笑顔でプレーする西村選手。
3ポイントシュート!
3ポイントシュート!
髪をなびかせてスピードあるドリブル。
髪をなびかせてスピードあるドリブル。
ドライブも西村選手の大きな武器。
ドライブも西村選手の大きな武器。
もちろん左手でも相手を抜き去りシュート!
もちろん左手でも相手を抜き去りシュート!
フリースローの本数を確認して…
フリースローの本数を確認して…
しっかりとフリースローを決めます。
しっかりとフリースローを決めます。
靴の裏を手で拭いて…
靴の裏を手で拭いて…
ディフェンスに入ります。
ディフェンスに入ります。
試合後のインタビュー
試合後のインタビュー
笑顔でとお願いしたら、この決め顔! ありがとうございます!
笑顔でとお願いしたら、この決め顔! ありがとうございます!

PICK UP 習志野のお店 ~グルメ~