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よくわかる『公共施設再生計画』

5時間目:ワークショップ参加者&習志野市職員へのインタビュー

市民や職員の人たちは計画についてどう思ってるんだろう?

2016/01/20

提供:習志野市
習志野市の公共施設を計画的に再生していこうという『公共施設再生計画』。
この耳慣れない計画を、まいぷれ先生がわかりやすく教えます!

ワークショップ参加者の方と習志野市職員の方にインタビューをしてきました!

前回まで公共施設再生計画の概要やワークショップの様子についてお届けしてきましたが、実際のところ、市民のみなさんや習志野市の職員の方は計画についてどんな思いを抱いているのでしょう? みなさんも気になりますよね?
ということで、ワークショップに参加されていた二組のご夫婦(小倉隆志さん・華子さんご夫婦、黒澤学志さん・裕子さんご夫婦)と、習志野市資産管理課のお二人(岡田直晃さん、早川誠貴さん)に、座談会形式でインタビューをさせていただきました! 今回はその様子をお届けします!

※ワークショップとは……地域の課題を解決するときによく実施されるもので、地域に関わるさまざまな立場の人が自ら参加し、意見を出し合いながらアイデアをまとめていく話し合いの場。

インタビュースタート!

公共施設とまちづくり

小倉華子さん(左)、小倉隆志さん(右)
小倉華子さん(左)、小倉隆志さん(右)
――本日はどうぞよろしくお願いします。それでは、まずは公共施設再生計画の印象について教えてください!

小倉隆志さん:初めてこの計画について知ったときは、「えっ! 図書館や公民館がなくなっちゃうの!?」という印象でした。正直な話、自分自身はほとんど公共施設を利用していませんが家族は頻繁に利用していますし、やはり集約によって公共施設としての運営が終わってしまうということには驚きました。ですが、説明を聞いたりワークショップに参加したりするうちに、期待のほうが大きくなってきましたね。計画を通して面白いものを、いいものをつくろうとしているんだなという雰囲気を感じたんです。

黒澤学志さん:私も、この計画については希望的に見ています。行政だけで計画を進めるのではなく、早い段階から市民の力や声を取り入れようとしている姿勢があったことに、行政がこの計画にかける思いを感じることができました。

岡田さん:ありがとうございます。公共施設再生計画はただ単に公共施設を集約するだけでなく、市民の方々の声を取り入れ、計画を通じて市全体に関わるまちづくりを進めていくものです。習志野市にはファミリーで暮らしている方がたくさんいらっしゃいますが、多くの家庭のお父さんたちは市外に働きに出ることが多く、なかなか家族みんなで過ごす時間をつくれていないと思うんです。市内で働き、暮らし、今以上に精神的に豊かな生活ができるようなまちづくりを、この計画を一つのきっかけにして進めていければと思っています。

自分が住むまちを、自分の手でよりよくするために

黒澤学志さん(左)、黒澤裕子さん(右)
黒澤学志さん(左)、黒澤裕子さん(右)
――まちづくりという面でも、ワークショップを開催して市民の声を取り入れている点は着目すべきところですね。みなさんはどんなきっかけでワークショップに参加されたんですか?

黒澤学志さん:私はたまたま市のホームページで開催のお知らせを見たんです。自分が住むまちを自分の手でよりよくできるかもしれないということに魅力を感じ、参加をしてみました。

黒澤裕子さん:私はそんな主人に誘われて参加しました。何がどうなっていくのか最初はあまりピンとこないところもあったんですが、参加を通じてまちづくりへの関心も高まってきて、「どうせ住むんだったら自分の手でよくしていこう!」という気持ちになってきました(笑)

小倉華子さん:私は普段から子どもが藤崎図書館を利用しているので、計画を知ったときにはまず危機感を覚えたんです。家から歩いていける範囲にある、数少ないおでかけの場所がなくなってしまうのかと。これからいったいどうなっていくんだろう、というところに関心があり、参加して話を聞いてみたいと思いました。

施設を「なくす」けれども、新しい価値を「つくる」

早川誠貴さん(左)、岡田直晃さん(右)
早川誠貴さん(左)、岡田直晃さん(右)
――普段から公共施設を利用している人ほど、計画を知ったときのインパクトは大きいですよね。

小倉隆志さん:そうですね。実際にワークショップの場でも、既存の機能を残してほしいという意見は多くありました。けれど話し合いを進めていく中で、ただ残すだけじゃなく、より大きな新しい価値をつくりだして、これまで以上に魅力あるまちにしていく方法があるんだと知ることができましたね。

岡田さん:小倉さんのお話にあった通り、今回のこの計画では、施設を「なくす」けれども、新しい価値を「つくる」というところに注目してほしいと思っています。公共施設を集約するということは、新しい価値のあるものをみんなでつくっていくことなんです。「公共」は英語で言うと「public」、つまり「みんなの」という意味です。ワークショップ等を通して、みんなのための「活動の場」を、市民と行政みんなでつくっていきたいと考えています。

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