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九十九屋さんたの妖怪古今録

名前と事柄

説明が難しいような物事でも、その名前ですぐに通じることがある

茨城の方に出かけましたら、ありました高天原。鹿島神宮に近く、昔は何か天上を思わせる面影があるのでその名前にしたのだろうなと思いました。 地名というのはおもしろいもので、遠くから来た時に無名の場所に名前をつける時に似たものをつける傾向があります。
 房総(千葉)と紀州(和歌山・三重)には、お互いに半島ですので、陸路だと距離があり、現在でも遠く感じます。しかし、海に目を向けると話は変わります。大きくは黒潮の影響にあります。そう考えると、非常に近いのです。そのせいか白浜、勝浦、由良など字が同じであったり、音が同じ地名を持つところがあります。
 そして技術。千葉は醤油製造が盛んですが、和歌山県湯浅町はしょうゆ発祥の地とされていて、これまた和歌山から人と技術が伝わったといわれています。ヤマサ醤油などが有名ですね。

 同じような事柄に同じ名前をつけるのは、他にどういう意味があるでしょう。
 危険に関して使われる事があります。説明が難しいような物事を伝えられ、正体不明の脅威がくるというより、「一反木綿だ」的に、この言葉さえ言えば通じるという物の方が話が早いですからね。似たものを同じ名前でカテゴリーわけすることで便利になる。非常に便利な手段ですが、時に悲惨になる場合もあります。
 全く違う種類なのに、形が似ているので、同じように扱ってしまうということです。
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