まいぷれ編集部が行く! 千産千消

松戸でレモンを作り続けて今年で13年、鵜殿シトラスファームの鵜殿 敏弘さん。
レモンといえば瀬戸内(広島や愛媛)などの温暖な西日本が一大産地。寒さに弱いレモンを「関東・松戸」で育てるのは、実は至難の業です。
しかし今や、「松戸でレモンといえば鵜殿さん」と名高く、千葉県内の人気飲食店やパティスリー、直売所から引っ張りだこです!
8月には、ひらの農園の平野徹さんとともに流通経済大学のシンポジウムに登壇。「“農と食”がコミュニティを変える」をテーマに熱く語られました。
「レモンは育てるのが難しい。でも、だからこそ面白い」
そう笑顔で語る鵜殿さんに、松戸レモンの誕生秘話と、もぎたてだからこそ味わえるレモンの魅力について伺いました。

農園を訪れたのは9月ー青々としたマイヤーレモンの実がなっていました
――松戸でレモンづくりを始めたきっかけは何だったのですか?
もともとは親父がお米を作っていました。その後はカトレアなどの切り花を作っていたのですが単価が下がってしまい、ナスやキュウリなどの野菜に転換。しかし、今度は連作障害で行き詰まってしまって……。「次は何が作れるか」と試行錯誤の末、2010年頃に辿り着いたのが「レモン」だったんです。
――野菜からレモンへ! かなり大きな転換ですね。
甘い果物は糖度を保つのが大変ですが、レモンは酸味が強ければ強いほど評価される。そこに面白さを感じたんです。でも、最初はとにかく大変でした。なにしろ苗木すらない状態からのスタート。マイヤーレモンは挿し木でどんどん増やしていったのですが、枯れるのを見越して倍以上の数を植えましたね。
――関東(松戸)でレモンを育てる難しさはどこにありますか?
とにかく「寒さ」と「乾燥」ですね。レモンは冬でも落葉しない常緑樹なので、冬眠して寒さをやり過ごすことができません。だから寒波が来ると一気にダメージを受けてしまう。最近は酷暑や乾燥も厳しいので、自動冠水で水やりできる設備も導入しました。今年は長雨で出番がなかったですが......。
――そんな苦労を乗り越えてできる「松戸レモン」の強みは何ですか?
「圧倒的な味の濃さとフレッシュさ」、そして「皮ごと安心して食べられること」です!
うちのレモンは、フレッシュさが自慢なので新鮮なままお客様の元へお届けしています。

1個ずつ測ってサイズを決めて出荷
ーーレモンを作る上でやりがいを感じるところはどんな時ですか?
お客様がお店やマルシェなどに足を運んでくれ、レモンを喜んで買い求めてくださる時はうれしいですね。
中には都内からわざわざ松戸までお越しくださる方もいらっしゃいます。
――今後の農業や、レモン作りに対する課題感はありますか?
農家だからこそできる社会貢献もあると思っています。
例えば、レモンの木は二酸化炭素を吸収してくれる、天然空気清浄機なのです。
今、世界中で「カーボンフリー」が叫ばれていますよね。レモンの木が光合成をしてCO2を吸い、環境を守っている。こうした「食料としての価値」だけでなく「環境を守っている価値」がより正当に評価される時代になってほしい。地球温暖化が進む今だからこそ、自然と向き合う農家の役割を伝えていきたいですね。

新松戸にある柑橘直売所MONPE
ーー最後に鵜殿さんがおすすめするレモンの食べ方はありますか。
シンプルにお酒に入れるのが一番おいしい(笑)。私は焼酎割に採れたてレモンをよく入れますね。
辛口でも甘口でもレモンはどんなお酒にも合う!

併設のカフェ「M+(エムプラス)」ではレモンスカッシュのほか、ベルガモットミルクティーやホットレモンチョコレートなども
そして恒例(?)の千消コーナー!
今回は柑橘類直売所MONPEに併設されているカフェ「M+」で販売されているマイヤーレモンのレモンスカッシュをいただきました!

パティスリー ハヤトヤマダのレモンケーキ

大きめのマイヤーレモン果汁がまるごと一個分のレモンスカッシュ! 果皮を削り追いレモンに
朝採れのマイヤーレモンの皮をスタッフの方がその場で擦って提供してくれます。
マイヤーレモンはレモンとオレンジの自然交配種と言われており、酸味が角立たずフルーティーでほのかな甘みがあるのが特長。
なんと一杯にマイヤーレモン1個分ほどの果汁を使用しているそう。
実がグリーンの時期の酸味は強く、黄色くなってくると酸味がマイルドになってくるため、熟成度によって味の変化が楽しめます!
削っている間にふわ~っと柑橘のいい香りが漂ってきます。ノーワックスだからこそ、皮ごといただける安心感。
併設されているレモン農園を眺めながらいただくレモネードは格別!
甘さ控えめで、乾いた喉をさっぱりと潤してくれました。
「朝採れ」だからこそ味わえるフルーティーな香りと味わいは、農園併設のカフェだからこそ出会える特別なごちそうドリンクでした。
「休日はどこへ行くのですか?」という質問には「都内の某商業施設へ行き、コラボ先を探していました」と教えてくださいました。常日頃から愚直にアンテナを張り巡らされているからこそ、多くのお店や企業が愛して止まないのだと実感しました。
「生産者を守るためには、多少値が張っても国産のものを選んでほしい」という言葉も印象的でした。
目先の価格にとらわれず、なぜその価値があるのか、その背景を考えながら取捨選択をしていきたいものですね。
次回の【千産千消】は事業拡大が止まらない千葉市発のリカーショップ「IMADEYA」さんを予定しております。お楽しみに!

レモンは万能の食材! お食事系からスイーツ・ドリンクまで幅広いメニューが楽しめます。
ぜひ鵜殿さんのレモンの魅力をとくと味わってみてください。
レモン
・柑橘直売所MONPE(新松戸)
・わくわく広場 モラージュ柏店、あびこショッピングプラザ店
レモネード
・+M(プラスエム/新松戸)
・DailySurf(デイリーサーフ/松戸市三矢小台)
レモンジェラート
・スミヤ(八柱)
レモンケーキ
・パティスリー ハヤトヤマダ(松戸市秋山)
・pikku kukka(ピック クッカ /松戸)
・パティスリーマーサ(小金)
・菓子 ひととき(流山市)
レモンパイ
・Sweets Farm Sunlemon(スイーツファーム サンレモン/東松戸)
ラーメン・中華・居酒屋・和食
・中華蕎麦 とみ田(松戸)
・天廣堂(松戸)
・割烹食堂 うえ村(八柱)
・千歳(北松戸)
(その他にもコラボ店多数! 詳細は公式Instagramをご確認ください)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

まいぷれ千産千消NO.2 【鵜殿シトラスファーム】~レモンは育てるのが難しい。でも、だからこそ面白い~

連載第一弾! 【西船橋ひらの農園】千葉でフレッシュな小松菜をつくり続ける都市型農業の先駆者
船橋市本町4-36-17
[ 中国料理 ]
伝統的な料理から素材をいかした新感覚の海鮮料理まで
習志野市本大久保2-10-36
[ シフォン(プレーン・抹茶・紅茶40種類) スコーン クーヘン ]
京成大久保に移転! ふわっふわで優しい味のシフォンケーキ店
習志野市津田沼6-5-1
[ 家庭料理 和風居酒屋 ]
新鮮なお魚と家庭料理と旨いお酒で母娘で切り盛りしています!
船橋市薬円台5-2-8 幸ビル1階
[ 宅配弁当 ]
介護サポート食など多彩なメニューがある高齢者向け在宅配食
習志野市大久保1-23-11 2階
[ 四川料理 ]
京成大久保で本格四川料理を “しびれる旨さ”がやみつきに!
船橋市高根台4-23-19 東海ビル1階
[ 海鮮料理 ]
市場で見つけた旬の美味しさをお届けします。