「海老、大好きです」が伝わる店構え

取材日は16時半ぐらいにお邪魔したのですが、丁度スープのダシを取っているところで、店内は海老の香りが漂って海老好きにはたまらない環境での撮影＆取材でした。

ダシ取りは日によって異なりますが、だいたい16時～17時ぐらいまでかかるそうで、豊潤な海老の香りの中で海老そばを食べたい人は、16時前までに訪問するのがベストです。

「うわ、凄いエビエビしてる！」と驚く濃厚な海老のダシ

チャーシュー3種類と味玉付きというかなり豪華なトッピングなのに1000円以内に収まるのが「海老そばまるは」自慢の特製海老そばです。スープは海老ダシ＆鶏ダシにカエシや海老油を加えたもの。極旨な海老の味わいがグッと前面に押し出された海老スープのラーメンです。

麺はカネジン食品にオーダーしている「海老そば まるは」用の専用麺で、中太と細麺の中間といった感じの太さで、縮れがスープをよく拾い、海老の香りと共にこれでもかと海老の風味を口に運んでくれます。

海老の味は濃厚ですが、口休めにピッタリなのがシャキシャキ感とほんの僅かな苦みのある西船橋・ひらの農園産の小松菜。ほかにもさっぱりさせてくれる柚子もあり、海老の味だけで単調にさせない奥の深さも見せてくれます。

トッピングを並べたどんぶりはまるでイタリアンかフレンチのような美しい配置で、既存のラーメンのイメージを超え、贅沢な料理を食べているような嬉しさがあります。

甘エビから身を取り、頭だけを20kg以上使い、朝から8時間は炊く海老そばのダシ。スープには海老のミソが溶け込み、海老味を満喫できます。

また、トッピングにもこだわりのある「まるは」。鶏肉は海老との相性を考えて塩漬けの鶏ハムを使用。味付けも海老に合わせてローズマリーが香るほんのり甘めとなっています。

また、低温調理された豚肩ロースのチャーシューはクセが無くしっとりとした食感で上品さすら漂います。

海老で喜ぶお客さんの顔が全て

営業職から飲食のまるはグループに転職した村上さん。移った理由はお客さんの反応・顔が直接見える飲食業に「夢がある」と感じたから。

お客さんが海老そばを食べて「海老の香り凄い！」「すげぇ海老の味！」とリアクションしてくれるのがなにより嬉しいそうです。

海老そば・つけ麺・まぜ麺が基本

イチオシのデフォルトは海老そば 750円。豪華なトッピングにするなら、今回紹介した特製海老そば 950円をどうぞ。

スープが少なくて海老油をたっぷりかけた海老まぜ麺 850円も人気です。

また、限定も定期的に登場し、猛暑の夏には海老スープにトマトペーストなどを加えて酸味でさっぱりの海老トマトつけ麺 900円がおすすめです。

秋になればまた新しい限定の登場や現在休止中の濃厚海老そばの復活なども予定しているとのこと。海老を食べて一度でも美味しいと思ったことのある人は、ぜひ海老そばを食べて、お気に入りの海老メニューの一つに加えて下さい。