歴史を研究する学問として代表的なものは、考古学・歴史学・民俗学の3つです。
・考古学
土器など、遺跡からの出土物から歴史を研究する学問。
・歴史学
歴史書など、過去の文書から歴史を研究する学問。
・民俗学
各地の伝承、文化、言い伝えなどから歴史を研究する学問。
歴史を研究する学問として考古学を思い浮かべる人が多いように思います。ドラマなどテレビの影響かもしれません。
外に出かけず書物を読むだけでは、なかなか事件に巻き込まれたりしないでしょうか?創作物などの世界では考古学者が人気です。
学校の歴史教科書では、古墳時代までは考古学によるアプローチを中心として歴史を学びます。たくさん遺跡の名前を覚えさせられるのは、そのためですね。
奈良時代辺りからは急に歴史学の手法を中心にアプローチしていきます。
「それ以前の日本には文字がなかったから遺跡からの出土物(考古学のアプローチ)を中心に歴史を学ぶ」のような説明をされる学校の先生もいるようですが、あまり正確な説明とは言えません。
日本には建国からの歴史をまとめた
古事記・日本書紀といった歴史書があり、戦前の日本では古代史も歴史学の視点で学校教科書を作ってたようです。
現代ではこれらの歴史書は
神話が書かれているため正しい歴史書ではない、と考える学者が多数派のようですが、古代の人々が長い年月を掛けて書いた書物に対する扱いとしては、残念な気もします。
神話を真実として捉えることは間違っていますが、神話の裏にどのような真実が隠されているのか、考えてみるのもおもしろかったりもします。
そういった時には、民俗学的な視点が役に立つかもしれません。
例えば毎年、化け物が子供を連れて行ってしまう、なんて言い伝えの残る土地があった場合、この土地では「定期的に川が氾濫して犠牲者が出ていたのでは?」といった仮定を立てることができたりします。
今ほど文字が浸透していない時代、危険な場所、災害への対処法、村の規律を維持するための道徳などを子供たちにまで浸透させようとした結果、覚えやすい物語の形で広めようとした可能性があります。
だから作り話だからといって、研究価値が無いとは言い切れません。
ところで最近は、理系分野のアプローチからも新発見があったりしますね。DNAを解析して人類がどのように移動してきたのか、判明してきています。
今や本気で歴史の真実を追求したいのであれば、理系分野の大学に進んだ方が良い時代かもしれません。
文系から理系に移った人の話はあまり聞きませんが、理系から文系に転じて成功している人はたくさんいます。
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