私立進学校の先生に、学校の指導だけで合格できる大学はどこか、と質問すると「
GMARCHまでなら…」と言われることが多いです。もちろん、高校のレベルにより「日東駒専まで…」という学校もあれば、もっと上の大学を目指せると答える学校もあります。
一般的にGMARCH以上の大学を難関大学と言われていますが、実は
GMARCHと
それを超える偏差値の難関大学には壁があります。
優秀なの先生ほど、それを理解している人が多いように感じます。
一方で、安易に「難関大学の受験指導ができる」と話す学校は、大学受験の指導をしている身としては、入学して大丈夫なのか不安を感じることがあります。
◆東大受験生はなぜ学校だけで合格できないのか?
東京大学の定員は約3000人です。直近のデータではトップの駿台予備校だけで約1500人、他の大手予備校の合格者数を足していくと、3000人を越えます。
東大合格者の多くは中高一貫の進学校や公立の地元トップ校出身です。そのような学校の生徒たちであっても、東大に合格するためには予備校に通っている人がほとんどだと推測できます。各予備校の合格者の集計の仕方は分かりませんが、複数の予備校を掛け持ちしている受験生も多いようです。
「高校の授業より予備校の方がハイレベルなのか?」というと、必ずしもそうではありません。御三家の私立学校をはじめ、質の高い授業を行っている学校はたくさんあります。
学校授業に足りないのは、授業の質ではなく「
合格するための答案作成の技術」です。
◆合格するための答案作成の技術とは?
過去問を解いたとしても、合格点を取れる答案になっているのか、自分で判断することは困難です。
共通テストのような
選択問題であれば自己採点ができますが、
難関大学ほど記述問題がメインになります。模範解答と全く同じ答案になっていることは、まず無いでしょうから、
添削を受けなければ合格できる答案なのかの判断は難しいでしょう。
例えば東大の場合は、
狭い解答欄の中に的確に記述する必要があります。必要なことだけを取捨選択して記述する技術がなければ合格できないため、答案作成の方針や添削指導などの合格するための知識を学ぶことが必要です。
過去問演習を繰り返すうちに自分でその技術を身につけ、独学で合格できる人は一握りです。
◆学校の先生は添削をしてくれる?
中には「学校の先生が添削をしてくれた」という経験のある人もいるかもしれません。ただ、
学校の先生が生徒全員の過去問演習や外部模試の見直しにまで丁寧に対応する時間は取れないでしょう。指導してもらえるのは一部の生徒だけだと思います。
また、学校の先生は各教科の専門家ではあっても、大学受験において専門家レベルの知識があるとは限りません。
例えば英作文の添削の際に、「文法的な間違い」は指摘できても、「合格点をもらえる答案なのか(例えばこの構文を使っていればOkなど)」の判断は難しく、日頃から入試問題を研究し、指導している塾に優位性があります。
◆私立高校の取り組みには注意が必要
大学受験に向けて予備校と連携したり、外部の映像授業を取り入れたりする私立学校が増えました。
ただ、
一方的に受けるだけ、映像を見るだけでは、目指す大学のレベルによっては不十分な場合があります。
各学校の大学進学実績でも、上位の生徒は指定校推薦か、塾・予備校に通っていた場合が多いでしょうから、ただ学校のカリキュラムどおりに勉強しているだけで希望の大学に進めるとは限りません。
国公立を目指すコースであっても、実際の合格者は少ない場合があります。ほんの数名だけじか合格していないのであれば、高校の実力というより、その生徒たちが塾に通っていただけ、という可能性もあります。
自分が行きたい大学をはっきりさせた上で、どのように勉強をしていくべきか、独学で(学校だけで)大丈夫か、相談しておきましょう。また、残念ながら正確な回答をいただけない場合もあるので、過去の合格実績も確認しておくとよいでしょう。
◆添削を受けずに受験するとイチかバチかの勝負になる
塾の指導は、これが書けていた受験生たちは合格できた、といった経験に基づいたノウハウです。1人2人の経験では偶然かもしれませんが、たくさんの合格者を輩出し続けることで、再現性の高いノウハウだと確認できます。
ノウハウ無しで、添削指導を受けずに受験をするのは、イチかバチかの勝負をする、ということです。
日東駒専レベルの大学であれば、参考書・問題集に載っているような基本的な問題が中心となるため、解法の暗記で十分に合格を狙えます。だから受験に向けた授業をしている私立高校であれば問題なく指導してくれます。
GMARCHについても、問題のレベルは上がるものの、やはり参考書・問題集に載っているようなレベルの問題が多いため、解法を暗記すれば戦えます。そこまで熱心に添削指導をしなくても合格を狙えるため、
多くの私立高校の先生がGMARCHまでなら指導できる、と考える目安になっています。
それ以上の大学になると、参考書・問題集に載っている解法を複数、組み合わせて解かなければいけない問題が多くなるため、自分の解答で合格点をもらえるのか、の判断が難しくなります。
結局のところ、
受験指導のプロに頼った方が確実です。
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