不眠
誠心堂薬局 津田沼店

睡眠
眠れるための「不眠」の話し
夜間の不眠症状(入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒)に加え、日中症状が見られ、少なくとも週に3日以上、3ヶ月以上続く場合に(慢性)不眠障害と診断されます。日中症状とは、疲労倦怠感、注意力の低下、記憶力の低下、気分がすぐれない、イライラする、日中の眠気、ミスや事故を起こしやすくなったなど、日中のQOL(生活の質)の低下を指します。仕事や人間関係のストレスで眠れなくなっても、一時的であれば治療の対象にはなりません。次第に眠れないこと自体がストレスになり、布団を見ると無意識に緊張したり、「今夜も眠れなかったらどうしよう…」と不眠に対する不安が生じたりすると、慢性化しやすくなります。
原因と治療
不眠障害は、ストレスなどの心理的な原因以外に、身体的原因(痛み、痒み、頻尿、呼吸障害など)、生理的原因(不規則な生活習慣など)、精神的原因(うつ病、統合失調症、アルコール依存症など)、薬物的原因(薬の副作用、お酒、カフェイン、喫煙など)でも起こります。
不眠の原因が明らかな場合は、その治療を進めます。他にも生活習慣指導や薬物療法、場合によっては認知行動療法が行われます。
中医学で考える不眠症
不眠の原因としては、ストレスや抑うつ、過労や過度に怠惰な生活、慢性病による体力の消耗、暴飲暴食などの食生活の不摂生があげられます。中医学において不眠と主に関係する臓腑は “心(しん)”、“肝(かん)”、“脾(ひ)”の3つです。
心
中医学でいうところの“心(しん)”は西洋医学と同じ血液ポンプとしての役目に加えて、精神活動を担っています。心が十分に養われ働きが順調であれば精神活動は安定しますが、養う力が不足すると精神不安となり、不眠症状が見られるようになります。
肝
“肝”は大量の血(けつ)を貯蔵している場所です。憂うつや激しい怒りによって肝を傷つけると、血を蓄える機能が失われて熟睡ができなくなります。肝は落ち込んで気分がすぐれない、抑うつ状態になる、イライラする、妙に怒りっぽいという情緒の変化と関係します。
脾
“脾(ひ)”は飲食物から栄養を吸収する消化器と同じような働きがありますが、思い悩むと脾の機能が弱るため、身体全体の気や血の量が少なくなります。“心(しん)”に届く血が不足すると心の働きが不安定となり、不眠が生じます。
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