医学部ってどんなところ?|京成大久保で塾をお探しなら新・個別指導アシスト習志野校へ
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第5回
『医学部ってどんなところ?』
【FitStudy講師】筑波大学医学類 S先生
私は筑波大学の医学類に通っています。表記は違いますが、いわゆる医学部と同じです。
今回は私が進学することを決めた医学部についてお話しします。
◆まず医学部とはどんなところなのか。
医学部とは、「
医学について学び、より良い医療者となるための学部」です。
“医師”ではなく“医療者”としたのは、全員が医師になるとは限らないからです。卒業後はほとんどの人が臨床の現場へ進み、医師として働きます。次に多いのが研究者です。疾患の解明や治療法の開発などを行います。わずかですが厚生労働省などで働き、保健・福祉に携わる行政官になる人もいますし、起業する人もいます。
医師以外にも進路があるというのはあまり知られていません。その種類が限られているのも事実です。
他の一般的な学部と比べれば進路の幅は狭くなります。在学中に学ぶことも将来の仕事をかなり意識したものです。より良い医療者となることを目的とするので、医学知識だけを身に付けるのではなく、医療者としての心構えも培うことになります。患者にどう向き合うのか、他の医療者とどう協力するのか、知識だけでは補えないものばかりです。
他の学部が様々に枝分かれするような道だとしたら、医学部は仕事へまっすぐに伸びた道だと言えます。
◆医学部にいるのはどんな人たちなのか。
他学部の人に医学生のイメージを聞くと「親も医師の人がほとんど」という返答が多いです。皆さんもそう思っているかもしれません。
確かに親が医師である人はいますが、そうでない人もいます。医学部に入る理由は十人十色です。
医師になって親の後を追いかけたいからという人もいますし、
医学という学問に興味があるから、
医師に憧れを持っているからという人もいます。私は親戚に医療者のいない家庭で育ちましたが、以前から人の役に立つことがしたいと思っていました。
そのため、進路を考えるときには自然と医学部が選択肢に挙がりました。医学という学問への興味もあったため、最終的に医学部志望と決めました。医学部受験は競争率も高く、決して簡単なものではありません。それでも目指す価値があるものだと親に背中を押されたことも大きかったです。入学後の今、その判断に間違いはなかったと胸を張って言えます。
◆学部選びの考え方は2通り
学部を考えるとき、
選択肢を絞る学部選び、選択肢を広げる学部選びの二つがあると思っています。どちらも素晴らしいものです。その中で
医学部は将来の選択肢を絞る学部選びに当たります。他の選択肢とは疎遠になるので勇気がいる決断ですが、その価値は十分にあるはずです。
思い切って医学部という世界へ足を踏み出すのもいかがでしょうか。
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医学部と聞くと「お金が掛かる」というイメージを持つ人も多いと思いますが、優秀な人材を育てるために様々な奨学金制度もあったりします。興味をもった人は、色々と調べてみて下さい。(アシスト習志野校 塾長)
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