今月、ご入塾手続きの際に複数の保護者の方から「学校の先生との面談で○○を復習しておくように言われた」というお話を伺いました。
一定のペースで授業を行い、理解できない子には自分で何とかするよう話して終わり、子供の成績に責任を負わない先生というのは気楽なものだと思わずにはいられません。
その時その時の授業で「わからない」を積み上げてしまうと、あっという間に勉強が苦手な子なってしまいます。
成績が低迷している子の保護者には「子供がやる気になるのを待つ。」、そんな言葉を口にする方もいたりします。
一見すると子供の自主性を尊重しているようにも思えますが、受験の世界でこの考えは失敗を招きます。
小4の算数が理解できていないのに、本人がやる気になっていないのだからと、小5になるまで放置するのでしょうか?
小5になってもやる気にならなければ、小6まで棚上げするのでしょうか?
小学生の授業内容が理解できないまま中学生になり、部活中心の生活を過ごすのを見ても、まだ本人がやる気になっていないからと放っておくのでしょうか?
まだ中1だから、まだ中2だから、まだ部活があるから・・・と機を逃すとどうなるのでしょうか?
小学校では、小2~6年生の算数は年間175回(45分授業)の授業があります。
それに対して週に1回塾に通っても年間で約50回にしかなりません。すでに授業についていけていない場合、小学校で日々、わからないところが増えていきます。
週に1回(50分程度)の授業時間は、部分的に苦手な項目があるだけの児童であれば、それなりに効果があります。
しかし、前学年からすっかり理解できていない児童には、週1回の授業では全く足りません。
ところが、学校の勉強すら理解できていない児童たちは勉強に後ろ向きなことも多く、長時間の勉強に耐えられない子がほとんどです。
必要な勉強時間を確保できないのだから、成績が急上昇することは、ほとんどありません。
学校のテストは狭い範囲の丸暗記でも何とかなるから成績が急上昇したと錯覚することはできても、受験になると化けの皮がはがれます。
化けの皮がはがれても、どこかしらの高校には合格してうやむやになったりするのだから、定期テスト対策ばかりに時間を割いて、まともに受験対策しない塾がビジネスとしては成功していたりします。
結局のところ、その時にすべきことを、そのときに終わらせる、それができた人が受験では成功していきます。
本人がやる気になるのを待っては行けません。
勉強はやる気になってから始めるものでは無いからです。
本人のやる気と関係なく学校の授業は行われます。授業が進むのだから予習・復習が必要です。今日はやる気が出ないから、と時々さぼっていると、わからないところが増えてしまいます。
だから勉強は当たり前の習慣として日々、行うように教育してあげるべきです。
夜寝る前に歯を磨くのと同じように、学校から帰ったら宿題をやる、宿題が終わったら予習・復習をする、その習慣をつくってあげることが大事です。
さて、夏休みも1週間が過ぎました。
今やるべきこと、できていますか?
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