明日９月２０日（月）は通常どおり授業があります。
お休みではありませんので、ご注意ください。

また、９月２３日（木）「秋分の日」はお休みです。

〇２０２１年９月２０日（月）「敬老の日」⇒通常授業
〇２０２１年９月２３日（木）「秋分の日」⇒お休み


さて、９月２１日は十五夜ですね。

十五夜は旧暦の８月１５日、昔の暦では７～９月が秋だったため、ちょうど秋の真ん中に見えるきれいな月だから「中秋の名月」という言い方もします。

月について詠んだ和歌で最も有名なのは、藤原道長の歌でしょう。


「この世をば　わが世とぞ思ふ　望月の　欠けたることも　なしと思へば」

現代語訳：「この世は私のためにあるように思う。今宵の満月のように、私には欠ける部分が何一つないと思うから」


道長は三人の娘をそれぞれ天皇の后（きさき）にすることで、天皇を思い通りに操った権力者として知られています。
この和歌を詠んだあとから道長には不幸が続きました。自身の体調は悪化し、息子や、（天皇に嫁いだ）三人の娘が全で死んでしまいます。

学校の先生から、驕（おご）り高ぶった人の末路であるかのように教わった人もいるかもしれません。

ただ、前述の和歌を詠んだ頃、道長はすでに出家しています。強い影響力は持っていたでしょうが、直接的に政治を動かす立場にはありませんでした。

この和歌は、自分の体調や、これからの将来、に対する不安から、今の世がずっと続くようにという願いを込めたのかもしれませんし、不安をかき消すように強がって詠んだ歌かもしれません。



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〇2021年9月のお知らせ（当教室ホームページ）


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