練習している間、ずっと口やかましく指導するコーチと、
いろいろやったあとに「今の練習はどうだった?」「どうしたらもっとよくなると思う?」と考えさせるコーチ、
子供たちのやる気を引き出すのはどちらでしょうか。
ずっと口やかましく指導するやり方は、意欲的に取り組む子供たちには効果的です。もっと上手くなりたいというやる気に満ちている子供には、細かく間違いを指摘してあげる方が喜ばれます。
ですが、塾や学校の勉強は、多くの子供たちにとって楽しいことばかりではありません。
毎日のように新しいことに取り組みまし、苦手なことであってもやらなければいけません。
「本当はやりたくないけど、仕方なくやっている」、そんな気分の時に、何かを書くたびに「それは違う」「さっき教えたでしょ」「こうやるんだよ」のように注意されたら、嫌になってしまうのも無理はありません。
だから子供が問題を解いている時に「間違っているな」と思っても、解き終わって答え合わせをするまでは、じっと待ってあげてください。
子供が「わからない」と手を止めてしまった時も、いきなり答えを教えるのではなく、教科書を開いて「ここを読んでみて」と読ませたり、一緒に読んでみたり、できるだけ自分で解かせることが大事です。
解いている途中にやり方を教えてしまうと、何度も注意されて嫌になるだけでなく、何となくできた気になってしまったり、言われたとおりに手を動かすだけで子供が考えなくなったりすることもあります。
昨日、小学生を相手に、久しぶりに口やかましい指導をしてみました。
先日行った分数の授業を聞き流していたせいで、昨日の応用問題(分数)に手も足も出ませんでした。
容量の良い児童で、説明を聞かずテキストの解説ページを見るだけで、基本的な問題は何となく解けていました。
でも、根本的に理解できていないから、応用問題に入り手が止まります。
実は授業を聞き流していたことに気づいていたのですが、実際に困るまで待ってみました。
ひとしきりガミガミと指導して嫌な気分になってもらい、「授業を聞かないとあとで困るんだよ」と教えてから、もう一度やり直しをさせました。
いくら「あとで困るよ」なんて言ったところで、実際に失敗して困ってみないと理解できないことも多いです。
先回りして失敗しないように、困らないように、という親心は理解できますが、失敗から学ぶこともありますよね。
特に塾のような失敗しても大した問題にならないところでは、たくさん失敗して学んでほしいと思います。
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