千葉県の公立高校入試において、採点ミスが話題となりました。
先日発表された第三者委員会の提言では、マークシート式の導入をすべきだと方針が示されています。
実際にどのように入試問題を変更するのかは来月に県教育委員会から発表される予定ですが、まず間違いなくマークシート式が導入されます。
問題は、どのような形でマーク式が導入されるかということなのですが、それについては他の都県の状況を見るとある程度の推測ができます。
実は全国の公立高校入試で導入が進んでいるのがマークシート式です。基本的には「採点ミス」が発覚して問題となり、それを解決するためにマークシート式の導入が進んでいます。
ちなみに東京都では、都立中学入試は記述式なのに、都立高校入試はマークシート式です。
都立高校は採点ミスへの対策のため、かつての記述式から段階的にマークシート式への移行を進め、今は完了しています。
愛知県の公立高校入試も、2023年度から、マークシート式に全面移行しています。
茨城県の公立高校入試も、2022年度から、記述式を大幅に減らし、ほぼ選択肢問題となりました。今後マークシート式に移行する布石の可能性があります。
茨城県は、公立中高一貫校の適性検査も、2022年度から、記述式を大幅に減らし、ほぼ選択肢問題となっています。適性検査は記述式という思い込みで臨んだ当時の受検生は、驚いたことでしょう。
国公立大学の他に、多くの私立大学も参加する「大学入試共通テスト」がマークシート式で、「共通一次」も「センター試験」もマークシート式でしたから、もう30年以上もマークシート式のままです。
一部に記述式の導入が検討されていましたが、国公立大学側の反対などから、完全に頓挫しています。記述式は2次試験(個別試験)で実施しているので、わざわざ一次試験で導入する必要性もそれほどないのでしょう。
マークシート式だからといって、詰め込み式で対応できるというものではありませんし、記述式だからといって知識がなくても対応できるというものでもありません。
記述式かマークシート式かにかかわらず、知識や技能、思考力や判断力がなければ対応できない出題が増えています。
小手先の対策では、どうにもならないことを、よく承知した上で、しっかりと準備を進める必要があります。
実はこの春から、特に上位校を目指す受験生に、例年以上にハイペースで「先取りを早く進めよう」と言い続けていたのはこのマークシート式への対応のためです。
解答の形式は変わっても本質的な出題方針は変わらないでしょうから、千葉県の過去問演習をすることは大事です。
しかし、それに加えて「すでにマークシート式を導入している都県の問題」も使って、マークシート式に慣れる練習もしておきたいです。
つまり、例年よりも前倒しで過去問演習をはじめ、その後に新傾向対策をするため、「早め早めに先取りしていくこと」が大事になっていきます。
特に公立上位校を狙う皆さんは、この夏に中3の先取りをしてしまうことを意識して取り組んでほしいと思います。
なお、具体的な入試内容については来月の中旬に千葉県教育委員会から発表される予定です。最新情報をチェックしている塾の先生ばかりではないでしょうから、受験生とその保護者の皆さんは必ず自分でもチェックして欲しいと思います。
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