たとえば登山をするとき、モチベーションの上がるタイミングはいつでしょうか。
①計画~準備段階
②スタート直後
③中間地点
④山頂付近
特に初心者であれば、①と④のときにモチベーションの高い人が多いのではないでしょうか。
「①計画~準備段階」は初めてのことをする期待感からウキウキしますよね。
「④ゴール付近」も、いよいよ山頂に到着するという期待から、疲れも忘れてモチベーションの上がる人が多いと思います。
それでは残りの2つはどうでしょうか。
「②スタート直後」は、人によっては高いモチベーションを維持しているかもしれません。ですが「③中間地点」ともなると段々と疲れてきて楽しむ余裕がなくなり、場合によってはもう帰りたいと考える人も出てきそうです。
登山の楽しさを知っている中上級者は、中間地点だろうと楽しめる人が多いのでしょうが、初心者には辛い時間になりやすいです。
これは受験勉強も同様です。
最初に塾探しをしたり、塾に入りたての頃は高かったはずのモチベーションが、時間が経つにつれて下がっていきます。受験に成功した喜びを知っている上級者であれば高いモチベーションを維持しやすいのですが、ほとんどの人は受験初心者ですから、辛い勉強に耐えきったあとの喜びを経験していません。
「普段の学校のテストや、検定試験などで経験しているはず」と思う人もいるかもしれませんが、受験は非常に長期間にわたって取り組むべき課題であって、登山にたとえるのであれば、学校のテストなどが高尾山だとすると受験は富士山くらいの違いがあるのではないでしょうか。
だから可能な限り高いモチベーションを維持するために、おさえておきたいポイントを3つご紹介します。
①スタート直後に学習ペースをつくってしまう
スタート直後は比較的モチベーションが高い時期です。親心としては無理の内容に少しずつ学習時間を増やしていってほしいと思いがちなのですが、スタート直後から加速してしまった方が成功しやすいです。子どものモチベーションは段々と下がっていくので、あとから時間を増やしていくことへの心理的な反発は大きくなっていきます。
昔の人が「鉄は熱いうちに打て」というように、モチベーションの高いうちに、たくさん勉強する習慣をつけてしまった方が成功しやすいです。
②スモールステップで取り組む
受検のように長期の目標に取り組むときは、細かく目標を設定してあげることが大事です。ゴール付近ほどモチベーションは上がるものなので、ゴールをたくさん設定してあげます。日々、達成すべき目標を決めて、クリアした時に一緒に喜びましょう。
③モチベーションを意識しすぎない
少し矛盾するかもしれませんが、受験勉強中の子どものモチベーションというのは波があり、必ずしもやる気に満ちている訳ではありません。だから本人のやる気にかかわらず、淡々とすべきことをやらせることも必要です。「何でうちの子はやる気が無いんだろう」などと悩みすぎず、そんなものかと思っていた方が気も楽になります。
やる気にかかわらず、多少、歩くのが遅い日があろうとも、ゴールに向かって進んでいくことが大切です。
そこまでモチベーションは高くなかったとしても、正しい努力をしていればゴールに近づいていきます。ゴールまでもう少しと思えた瞬間、一気にモチベーションが上がる子が多いです。
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