戦後復興期の1960年には16万人に過ぎなかった大学進学者の人数は、2000年には60万人に到達し、令和となった2019年には63万人でした。
少子化により子供の数は減っているものの、1960年頃には約10%しかなかった大学進学率が2022年度は56.6%と大きく伸びています。
一方、進学率の向上に伴い大学の数も増えていて、1960年の245から2022年には807と3倍以上に増えています。
では、大学に入りやすくなったと判断するのは早計で、少子化であっても都心部の人口は増えています。2000年には約1200万人だった東京都の人口は2020年には約1400万人となっています。
大学の数が増えても人気の大学は昔から大きくは変わっていません。少子化ではあっても大学進学率の向上により大学受験生の数は増えていて、なおかつ人口が集中している都心部では競争が激化しています。
入りやすくなっているのは地方の国立大です。地方ほど少子化が進んでいますが国立大学の定員数は昔からほとんど変わっていないから、昔に比べ入りやすくなっている国立大学が増えています。
難易度が上がっているのは都心部の人気私立大学です。親世代が受験していたころのMARCH(明治、青学、立教、中央、法政)と、現状の日東駒専(日大、東洋、駒澤、専修)の上位学部の難易度は拮抗しています。
文科省の方針により、私立大学の定員管理の厳格化も進んだことによる影響も大きいです。今年(2023年)の春は一時的な緩和が行われましたが、多くの大学ではもとに戻るかむしろ合格者が絞られる傾向になると考えられます。
大学受験で特に大事なのは早期に目標を立てることと、継続的な学習です。
どのような入試形態で受験するのか、必要な科目は何か、検定試験や内申点は必要か、オープンキャンパスやボランティア活動へ参加すべきか、どこの大学・学部を受けるかによって対策の仕方は大きく異なります。
それから最近の大学入試では内申点を使った推薦・AO(学校推薦型・総合型選抜)で進学する人が過半数となっているのに加え、英検などの資格試験のスコアが必要なケースも増えてきました。
受験年度になってから慌てるようでは大きく後れを取ってしまいます。
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