上表は、夏期講習前に入塾した私立中学２年生（もうすぐ中学３年生）の学年順位（定期テスト）の推移です。

数学を中心に受講していますが、苦手科目の成績が上がると勉強へのモチベーションも上がりますし、学習時間にも余裕が出てきますね。入塾前と比べると数学も学年順位１３９位⇒６４位と上がっていますが、全体も１２２⇒６０位と上がっています。

この生徒は普段の授業で、公立中に通う生徒向けのテキストで学習しています。それも、（公立の）学校教科書の基本問題レベルにしぼったテキストです。苦手な科目に関しては、無理に学校の授業レベルに合わせて難しい教材をやるより、基本レベルを重点的にやった方が伸びることもあります。塾で勉強してもらえる時間は限られているので、応用問題は学校でやってくれると割り切っています。

学校の授業の先取りをしておくことがとにかく大事です。学校の授業を理解できないと、理解できないことがドンドン積み上がってしまいます。逆に先取りをしておくと学校の授業で理解不足を防ぐだけでなく、定期テスト前の学習時間を取りやすくなります。

目安は学校より「２ヶ月以上」先取りすることです。それくらい余裕をもたせておくと、定期テスト前に１ヶ月くらいテスト勉強に専念しても、学校の授業に追い越される心配がありません。この生徒の場合は、すでに新学年の１学期内容が（基本レベルに限り）ほぼ終わっていて４ヶ月くらいの先取りができていて、復習に割ける時間も増えてきました。

ただ、普段の学校生活をこなすだけでも忙しいし、すでに授業も理解できないことが増えているという場合、先取りどころが復習も終わらないなんて人もいますよね。先取り学習を軌道に乗せるためには、まとまった時間が必要です。まとまった時間を取れるのはいつかというと基本的に春と夏しかありません。

学年末テストが終わってから４月までの期間は、比較的 学習時間を取りやすい時期です。その次は夏休みになってしまいます。だからこの時期に、数学のように学習に時間のかかる科目を中心に予習を進めておくことがおススメです。




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