習志野受験研究所の櫛山亮人です。
前回、千葉県の入試分析には**「空白地帯」があり、大手塾の分析は「当たり障りのない総評」**になりがちだとお話ししました。
今回は、その
「なぜ」を深掘りします。なぜ、現場の先生が知っているプロの本音や鋭い切り口を、大手塾はWebサイトで書けないのか?
それは、組織の安定を優先するがゆえに、自ら足枷をはめる3つの「鎖」に縛られているからです。これを知ると、なぜ習志野受験研究所のような個人が「分析の中身」で圧勝できるのか、その仕組みがよく分かります。
鎖①:全方位への配慮(誰からも文句を言われない文章)
大手塾には、学力がトップレベルの生徒から、基礎に課題がある生徒まで、本当に幅広い層の生徒がいます。
もし、分析記事で特定の層に寄りすぎたメッセージを出してしまうと、別の層の生徒や保護者を不安にさせてしまい、最悪の場合「転塾・退会」につながりかねません。
例えば、
上位層向けに「難問の捨て方」を書けば、「うちの子には難しいことしなきゃ受からないの?」と下位層の保護者が不安になる。
下位層向けに「基礎の徹底」を強調すれば、「当たり前のことしか書いてない。この塾はレベルが低いかも」と上位層が転塾を検討する。
結果として、大手塾が書ける文章は、誰からも文句が出ない
「全体的な難易度は例年並みでした」「基礎から応用までバランスよく学習しましょう」という、毒にも薬にもならない「平均値」の文章に落ち着いてしまうのです。
鎖②:教育委員会への政治的配慮(「公的機関批判」のリスク)
公立高校入試を実施するのは、教育委員会という公的機関です。
大手塾は、地域で継続的にビジネスを行う上で、教育委員会や各私立高校と「仲良く」しておく必要があります。
個人の先生なら、出題傾向について「これは受験生を混乱させるだけの駄作である」と、プロの本音をズバッと言えます。これが読者の共感と信頼を生みます。
大手塾が、公的機関が作った問題に対してそんなことを書くと、「批判的だ」と取られ、今後の関係性に影響が出かねません。
そのため、「非常に工夫された、思考力を問う出題でした(=意訳:変な問題でした)」というように、オブラートに包んだ表現にならざるを得ないのです。
鎖③:サラリーマン仕事の限界(「熱量」の違い)
そして、これが実は最も大きな要因です。
大手塾のWebサイトに載る分析記事は、現場のカリスマ講師ではなく、
「本部の教務課のスタッフ(サラリーマン)」が書いているケースが多くあります。
彼らにとって、記事作成は「情熱を持って伝えたいこと」ではなく、「
上司に怒られないようにこなすべき業務」です。
名前も出ない(無記名の)記事に、責任を持って「断定」したり、熱い想いを込めたりするインセンティブ(メリット)がありません。ただ業務をこなすだけでは、読者の心に響くような「熱量」は生まれません。
結論:これが習志野受験研究所が勝てる理由です
これらの「鎖」が存在する限り、大手塾が「プロの本音と熱量」で習志野受験研究所を上回ることは、構造的に極めて難しいのです。
私たちは、誰にも遠慮せず、ひたすら「目の前の受験生を勝たせる」という一点のために分析の本音を公開します。
次回、第3部では、この「空白地帯」を攻めるために私たちが掲げる具体的な指導哲学、そしてその分析がすでにGoogleのAIに認められ始めたという最新の実績についてお話しします。
どうぞご期待ください。
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