新・個別指導アシスト習志野校
こんにちは。習志野市藤崎6丁目の新・個別指導アシスト習志野校です。
前回の記事では、夏休みに「午前中をどう使うか」について書きました。部活がない日に11時頃まで寝ていると、それだけで午前中のかなりの時間がなくなってしまいます。特に受験生にとって、夏休み後半は秋以降の勉強につながる生活をつくっていく時期でもあります。
ただ、ここで単純に「受験生だから早起きしよう」と言いたいわけではありません。中学3年生の夏には、それまでとは一日の条件そのものが大きく変わります。
部活動を引退し、「自分で使い方を決められる時間」が一気に増えるからです。
中学1・2年生は、意外と一日の予定が決まっている
中学1・2年生の生活を考えてみると、平日はかなり予定が詰まっています。学校へ行き、放課後は部活動。その後に塾へ来て、帰宅してから学校や塾の宿題をする。
近隣の中学校では、現在は運動部にも週に複数日の休養日が設けられていることが多いため、部活動がない日には少し早く塾へ来て、長めに勉強することもできます。一方で、活動日が多い部活動では、自由になる時間がかなり限られることもあります。
いずれにしても、中学1・2年生の場合、
「今日は部活だからこの時間に塾へ行く」
「部活が休みだから今日は早めに勉強する」
というように、学校や部活動の予定によって一日の形がある程度決まっています。
本人がすべて自由に決めているわけではありません。
部活を引退すると、急に時間の使い方を自分で決めることになる
ところが、中学3年生が夏に部活動を引退すると状況が変わります。
これまで放課後の大部分を占めていた予定がなくなり、夏休みなら学校もありません。すると、一日のかなりの部分を自分で決められるようになります。
これは、受験勉強に使える時間が増えるという意味では大きな利点です。しかし、自由な時間が増えたからといって、自動的に勉強時間が増えるわけではありません。
例えば、同じ一日でも、午後の早い時間から勉強を始めて、夜はある程度の時刻で切り上げて寝ることもできます。一方で、午前中を何となく過ごし、午後もスマートフォンを見たり休憩したりしながら時間が過ぎ、夜になってから「今日はまだあまり勉強していない」と気づき、夜中まで勉強することもできます。
どちらも、本人が選べてしまいます。
部活動がある時期との大きな違いはここです。時間がないことよりも、「ある時間をどう使うか」の方が問題になってくるのです。
「夜遅くまで勉強した」は、必ずしも頑張った証拠ではない
受験生になると、
「昨日は夜1時まで勉強した」
「今日は10時間勉強した」
という数字に目が向きやすくなります。
もちろん、必要な勉強量を確保することは重要です。しかし、夜遅くまで勉強していること自体が、効率のよい受験勉強を意味するわけではありません。
思春期の睡眠について、米国睡眠医学会は13~18歳に1日8~10時間の睡眠を規則的に取ることを推奨しています。
必要な睡眠時間には個人差がありますが、中学生にとって睡眠は、削れば削るほど勉強時間が増えて得をする、という単純なものではありません。
また、成人を対象とした研究では、1日6時間程度の睡眠を続けることで、注意力などの認知パフォーマンスが日を追って低下していくことが確認されています。
さらに興味深いのは、本人が感じている眠気と、実際の能力低下が必ずしも一致しないことです。
つまり、「眠くないから大丈夫」「夜中まで勉強できているから大丈夫」とは限らないということです。
受験勉強では、机に向かっている時間だけでなく、その時間にどれだけ正確に考えられているかも重要です。
大切なのは「朝型になること」ではない
ここも誤解しやすいところです。全員が朝5時に起きて勉強する必要はありません。
人には、朝に活動しやすい人、夜に活動しやすい人という個人差があります。こうした傾向は「クロノタイプ」と呼ばれ、認知能力と時間帯との関係についても研究されています。
近年の研究でも、自分のクロノタイプに合った時間帯の方が、一部の認知課題でパフォーマンスが高くなることが報告されています。
したがって、必ずしも「夜型は悪い」「朝型の人の方が優秀だ」という話ではありません。受験生の場合に考えたいのは、もっと現実的なことです。
多くの入試や模試は、午前中から行われます。
普段は午前中に眠く、夜10時を過ぎてから最も頭が働く生活を続けながら、入試の日だけ朝から全力で問題を解く。わざわざそのような生活をつくる必要はありません。
受験生に必要なのは、「朝型の人間になること」ではなく、入試が行われる時間帯に、十分に頭が働く生活をつくっておくことだと考えています。
部活を引退した今だから、生活を組み直せる
中学1・2年生の間は、学校や部活動がある以上、一日の時間の使い方にはどうしても制約があります。理想通りの時刻に勉強し、理想通りの睡眠時間を確保することが難しい日もあるでしょう。
しかし、部活動を引退した中学3年生には、それまでになかった時間が生まれています。そこで増えた時間を、全部「夜遅くまで勉強できる時間」に変える必要はありません。
例えば、
午前中から勉強を始める
塾の授業がない日は早めの時間に自習する
夜にやる予定だった勉強を夕方までに進める
寝る時刻を大きく遅らせない
といった使い方もできます。
重要なのは、「何時に起きなければならない」という決まりを作ることではありません。
自分でコントロールできる時間が増えた今、その時間を何に使うのかを考えることです。
自由時間が増えると、自己管理の差が出やすくなる
これは勉強内容についても同じです。学校や部活動がある間は、
「今日はこの時間しかないから数学をやる」
と自然に決まることがあります。
ところが時間が増えると、
「あとでやればいい」
という選択もできるようになります。
午前中にできたはずのことを午後へ。
午後にできたはずのことを夜へ。
そして、夜になってから慌てて勉強を始める。
夏休みには、このようなことが起こりやすくなります。
自由時間が多いということは、楽になるという意味だけではありません。自分で予定を決める必要がある時間が増えるということでもあります。
受験生になったら、「時間ができたら勉強する」ではなく、
先に勉強する時間を決め、その残りを自由時間にする。
そのくらいの考え方の方が、一日を使いやすくなります。
夏休み後半は「受験生の一日」をつくる時期
9月になれば学校が再開します。さらに、模試、定期テスト、過去問演習、塾での入試対策など、受験に向けた予定も増えていきます。
そのときになって急に生活を変えるのではなく、部活動を引退して自由になる時間が増えた夏休みのうちに、一度考えてみてください。
何時頃から勉強を始めるのか。
いつまで勉強するのか。
どのくらい眠れば、翌日きちんと頭が働くのか。
午前中をどのように使うのか。
前回の記事では、「夏休みの午前中を使うこと」について書きました。
しかし、本当に大切なのは、単に早く起きることではありません。部活動を引退して増えた時間を、自分でどう配分するか。
早めに必要な勉強を進め、夜はしっかり休むこともできます。何となく一日を過ごして、夜中になってから勉強を始めることもできます。
どちらも選べるようになったからこそ、自分の生活を一度、自分で設計してみる。
それも、受験生になるということの一つなのではないでしょうか。
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| 名称 | 新・個別指導アシスト習志野校 |
|---|---|
| フリガナ | シンコベツシドウアシストナラシノコウ |
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| 開業日 | 2019年03月01日 |
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