千葉県の高校受験生の多くが受ける模擬テストがV模擬とS模擬です。どちらを受けるべきか迷ってしまう受験生もいるとおもいますが、
どちらの模試を受けても、それほど大きな違いはありません。
しかし、どちらを受験すべきか迷ってしまう人もいると思いますので、改めて2つの模試の違いを学習塾の目線から比べてみたいと思います。
◆受験者数が多いのは?
受験者数が多いのはV模擬です。
保護者世代の方にはV模擬のイメージが強いかもしれませんが、後進のS模擬が追い上げており、差が縮まっています。それでも、今でも受験者数はⅤ模擬の方が多いです。
◆志望校判定が正確なのは?
志望校判定(合格可能性の判定)はS模擬の方が優れています。
単純な受験者数だけを比べるとV模擬の方が多いものの、S模擬の総進図書は千葉県内9割以上の公立中学校の実力テストを作成しています。V模擬が模試を受けた受験生だけの成績から合否判定をするのに対して、
S模擬は模試を受けていない、中学校で実力テストを受けているだけの受験生の成績情報も把握して合否判定ができます。
◆安いのはどっち?
S模擬の方が少し安いです。
(塾経由で申し込む場合)2023年度の場合、V模擬は4,400円、S模擬は4,300円です。
◆V模擬の方が難しいって聞いたけど?
どちらの模試も千葉県公立入試問題の出題傾向に合わせて作成されており、難易度はほとんど変わりません。
当然、各回で難易度は異なりますから、たまたま受験した回で比べて○○の方が…と思う人はいるかもしれません。
「V模擬の方が難しい」と他塾に通っている友達から聞かされる生徒が毎年います。
V模擬とS模擬の両方を受験する中学生はごく少数だと思いますし、「V模擬の方が難しい」と言っている人のほとんどは解き比べをしていません。
◆なぜV模擬の方が難しいと言っている人がいるのか?
2つの理由が考えられます。
①V模擬の方が偏差値が低く出る
両社の偏差値ランキング表を見比べると
同じ高校でもV模擬の方が偏差値が低くなっている傾向にあります。両方の実力テストを受けた受験生がいた場合、偏差値もV模擬の方が低くでやすいと言うことです。
ただし、偏差値が低く出ることと、問題が難しいことはイコールではありません。
偏差値は受験生の点数の散らばりが影響するもので、問題の難しさというより、どのような成績の人たちが受験しているかに左右されます。
「偏差値が低いから問題が難しい」「偏差値が低いからよい問題だ」とも限りません。
そもそも両社が公表している偏差値の差は僅かで、誤差の範囲だと捉えて問題ないでしょう。
②両社のアピールの仕方が違う
両社のアピールの仕方に違いがあります。
Sもぎ:
合格判定に強みがあることをアピール
Vもぎ:
良質な問題であることをアピール
合否判定のところで強みをアピールできないV模擬は、「
前回の公立入試で同じような問題が出た」のように、問題の質が良いことを宣伝します。S模擬で同じように予想が的中している問題について、(少なくとも当塾に対して)同様の宣伝をされたことがありません。中身を分析せずに話だけ聞いていると、「V模擬のほうが良い問題(=難しい?)」と考えてしまうかもしれません。
★2023年からの変更点
V模擬の申込が先着順ではなくなるとの情報が入ってきました。
会場が満員の場合、抽選で近くの会場に割り振られるようです。
現時点で、S模擬についてはこのような話が出ていないため、「受験予定の会場で受けたい人」「友達と一緒に受けに行きたい人」はS模擬を選ぶ方がよさそうです。
(ここだけの話)
実は、塾経由で申し込む分に関して、S模擬だけ成績表の郵送費を塾が負担しています。
V模擬の料金には郵送費込だから実質、受験生の皆さんが郵送費を負担してくれているのですが、S模擬に関しては受験料のほかに、別途郵送費が塾に請求されます。
同じ日程で、同じ会場に3人以上の生徒が受験してくれない場合、塾は赤字なのです。
(小さな金額ですが、生徒からもらうS模擬の受験料より、塾からS模擬に払う「受験料+郵送料」の方が高いという意味です。)
だから本来、受験人数の多い方が効率的で料金を下げられるはずなのに、(模試だけで見ると)受験者数の少ないS模擬の方が少しですが安いのは、郵送費を別途塾に請求しているからだと推測できます。
当塾では、そもそも模試の内容自体に大きな違いはないから「日程や会場で決める」ように生徒に伝えていますが、塾の収益を考えて「友達と一緒に行ってね」「V模擬のほうがいいよ」という塾の先生もいそうです。
★2023年10月27日追記
S模擬とV模擬は12月号から「マークシート方式」になるとの発表がありました。
どちらも12月号からです。
千葉では次回の公立入試から新たに「マークシート方式」が導入されますので、本番と同じ解答形式に慣れるためにも積極的に受験してみてはいかがでしょうか。
◆当教室では・・・
・どちらも申し込みを受け付けています。
・「日程」「会場」を優先して選びましょう。
・どちらか迷った場合は、S模擬をお勧めしています。
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