最近の学校教育は、子ども達が自ら能動的に学習する、アクティブラーニングに力を入れています。
ただ、知識も不十分な子供たちが、好き勝手に自分の意見を言い合うディベートのような授業が、果たして効果的な学びとなるのかは、以前から疑問に思っています。
時々、大学生や社会人になっても、とりあえず手あたり次第、思ったことを発現するべきだと思っている人がいます。
これは、多くの学校や企業の採用試験でブレインストーミングが取り入れられているからかもしれません。
ブレインストーミングでは、複数人でアイディアを出し合う際、他人の批判をしないことを約束とします。
批判を恐れず、自由に意見を言い合うためです。
短時間で行う採用試験であれば、できるだけ多くの学生に発言をさせたいから、ブレインストーミングの形式を取るのでしょうが、
実際に仕事をするようになると、発言は常に批判にさらされますし、発言内容には責任が生じます。
ある程度の立場になって、会議で思いついたまま意見を言っていると「そんなに言うなら、自分でやってみろ」と思わぬ結果を招くこともありますよね
そもそもブレインストーミングとは、行き詰ってどうにもならないから、何でもいいから意見を出して欲しい時に行うものであり、意見を出し合った後は、当然にそれぞれのアイディアの批判が始まります。
さらに言えば、意見というのは他人に批判され、修正を重ねることでブラッシュアップしていくものです。
知識不足や、考えが足りない稚拙な意見に対しては、適切な指摘をし、修正してあげる必要があります。
そのためアクティブラーニングというのは、一見すると子供たちが主役のように見えて、実は
それをリードする指導者の役割が非常に重要です。
指導者が適切にリードしなければ、ただの遊びで終わってしまうことがケースが多いからです。
だからどんな授業であっても教師が主役であるべきで、その自覚をもって取り組むべきなのですが、その意識が低い先生も多いように感じます。
なお、受験で必要は表現力も、自由に意見を言い合うことではありません。
学んだ知識を相手に説明できるか、学んだ知識をもとに問題解決の方法を考えられるか、それが受験で必要な表現力です。
受験で役立つ表現力を身につけるためにも、まずは十分な知識の蓄えが必要です。
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