中3受験生にとって夏は大事な季節です。
長いようであっという間の40日間の夏期講習で、効果的な学習をするためには適切な学習計画が欠かせません。
今回は、
中3生が夏に取り組むべき4つのテーマについて確認します。
① 中学学習内容の終了
中学の基本学習内容を終了させます。
これにより9月から、もう一度基礎内容を学習する人から、入試問題演習、ハイレベル問題にチャレンジする人まで、皆さんの実力や目的に応じた授業が展開できます。
また3年7月までの重要事項の復習を行いますので、今まで理解不足だった内容やただ何となく通り過ぎていった内容がはっきり理解できます。復習する内容やそれぞれの単元にかける時間は一人ひとり違います。目的を持って真剣に取り組んでもらいます。
② 不得意科目、不得意分野の解消
皆さんの多くは不得意な科目を持っていると思います。
そして、その科目を強化すればまったく違う高校を受験できる人もいるはずです。
入試は3教科または5教科の総合点で合否が決まります。誰でも不得意科目はあります。しかし希望の高校に合格する人は、その不得意科目の失点を極力少なくしていくように努力しています。
平均90点の科目を95点にするよりは50点の科目を75点に引き上げる方がはるかに簡単です。そして
不得意科目の解消にじっくり取り組める時間は、この夏の他にはありません。
皆さんの中に次のような人はいませんか?
・数学の応用問題、関数の問題が大の苦手。
・理科の電流、化学変化がさっぱりわからない。
・歴史は好きだが、地理は大嫌い。
・国語の古典はいつも勘で解いている。
このように1つの科目の中に極端にできない分野がある人がかなりいます。このような特定分野はすでに学校や塾でも一通りの授業が行われた復習内容の場合が多いです。
このような所をそのままにしておいてはいけません。
夏にこそ理解不足の所を一つ一つ補っていくことが必要なのです。
③得点力の向上
授業の時に見せてくれる実力が、テストの点数に表れにくい人がいます。得点を向上させていく人は、2つのタイプがあります。
1つ目は、
自分の弱点の分野を一つ一つ克服して5点、10点を着実に積み重ねていく人です。これは先程の不得意分野の解消にあてはまります。
2つ目は、
理解力・思考力は十分にあるが今までの学習量が不足していて、抜けている箇所を補ったために急激に点数が向上していく人です。3年生になって成績が急上昇して、周囲の人だけでなく本人までビックリするのはこのような人たちです。ある月の実力テストから全然違う偏差値が出てきます。自分の本来持っている能力を発揮できる基礎ができた時に、このような現象が起こります。特に夏前の成績が偏差値40台後半から50台中盤くらいの人に多いようです。
もしあなたが8月末または9月の実力テストで驚くような成績を残して、それをもとに志望高校を考えたいと思っているのでしたら、
この夏が最大のチャンスです。
④ 志望高校に応じた勉強を始める
仮にあなたが第1志望または第2志望で難関私立高校を受験予定だとします。そして、中学校での学年順位が常に1~3位を保っている学力優秀な中学生だとします。
しかし、中学校での成績がトップだからといって確実にその高校に合格できるわけではないのです。あなたは今それらの高校を受験するスタートラインに立ったと思ってください。
難関私立と言われる高校の問題の質は、あなたが今まで受けてきたテストとはかなり違います。そのレベルの高い問題に対する勉強を始めるのが、この夏の時期なのです。
受験する高校が完全に決まってから取り組むのでは恐らく、準備不足で受験に臨むことになるでしょう。また、中学生の学習内容全般を理解していない早い時期に始めても、ただ難しいだけで効果は上がらないでしょう。
いわゆる
私立上位高校の入試問題は次の3つに大別されます。
1)出題範囲は理論上中学の学習範囲内だが、その組み合わせが複雑で思考力や問題を解くスピードを要求する高校
2)中学の学習範囲を超える出題が多く、受験生に知識量の豊富さを求める高校
3)上記2点が組み合わされた非常に入試問題の難易度が高い高校
いずれのタイプでも一通り中学範囲の内容を終了した夏からそれぞれのテーマにあった勉強を開始するのが最も効果的です。
以上のような考え方で、この夏の方針を決めていきましょう。
【新・個別指導アシスト習志野校について】
・成績アップの秘訣!効果抜群のトリプル指導で合格へ導きます!
・学びホーダイ‼とは?
・よくあるご質問