公立高校入試では学力テストの点数だけでなく、調査書(3年間の内申点の合計)の点数も加算されて合否が決まります。
ただ、内申点のつけ方は学校によって差がついてしまうため、どうしても不公平さがあります。
地元の中学校が簡単に通知表で5をくれる学校なのか、それとも厳しく評価をする学校なのか、どこに住んでいるかが、高校受験の合否を左右してしまいます。
つまり、運ですよね。
そのため千葉県では、全生徒の内申点の平均(1~3年の合計)が95を超えた中学校の生徒は、公立高校入試のときに内申点が減点されていました。
例えば、内申点95の人でも、通っている中学校学校全体の平均が100であれば、入試では5点減点されて90になっていたのです。
これは公平に入試を行うためのルールだったのですが、実は一昨年度からこのような減点が行われなくなりました。
中学校ごとの内申点のつけ方に差が無くなってきたことが廃止の理由だったのですが、このルールが無くなった途端、内申点を甘くつける中学が増えました。
不公平な内申のつけ方をしている中学校があっても減点なしに入試で評価されてしまいます。
例えば、
習志野市内のとある中学では、令和2年度(2021年3月入試)の内申点平均が92点。
同じく習志野市内の他の中学では平均98点の学校があります。
6点も差がついています。
6点も点数が低いということは、入試本番で2~3問多く正解をする必要があります。
しかし上には上がいるもので、とある千葉市内の中学では平均101点をつけた中学もある一方で、船橋市内では複数の中学が平均90点になっています。
11点差ともなると…ちょっとした大問1つ分の差となってしまいます。
とても残念なことではありますが、自分の生徒のことしか考えない教師もいるようです。
小学生の保護者たちは高い内申点をつけてくれる学校をできるだけ選ぶといった選択もできないわけではないでしょうが、公立中は定期的な異動があるのだから、内申点のつけ方はいつひっくり返るとも限りません。
結局のところ、どの先生に教わるか、という運が入試に与える影響は避けられません。
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