「私立高校の方が指定校推薦に有利」という結論は知っていても、その理由はご存じない方が多いようです。
理由を把握していないから、私立高校であることの恩恵を得られない進路選択をしてしまうこともあります。
今回はこれから志望校を決める受験生親子が知っておくべき「私立高校が指定校推薦」に有利な理由についてお伝えします。
①そもそも指定校推薦とは?
高校1年生~3年1学期までの内申点(通知表の点数)に応じて、高校が推薦してくれることで大学等(短大・専門学校も含む)から、ほぼ確実に合格をもらえる制度です。
一般選抜などと異なり、(余ほどのことが無ければ)落ちることは無く、安全に進路を選べることから、指定校推薦で進路を決めてしまいたい受験生親子も多いですよね。
ただ、どの大学に推薦してもらえるのかは、通っている高校が持っている指定校推薦の枠に左右されます。
また、志望大学への推薦枠があっても、枠の数が決まっているため、校内で内申点の高い人から進学先を選ぶことになります。
例えば通っている高校では早稲田大学政治経済学部への推薦枠が1つであれば、その進路を希望する生徒の中で(校内で)最も内申点の高い人が推薦してもらえる、ということです。
自分の内申点によっては、妥協して確実に進路を決めるため推薦を選ぶのか、一般選抜等でチャレンジするのか、悩む大学受験生も多いです。
②指定校推薦の枠はどうやって決まるのか?
高校ごとの指定校推薦の枠はどのように決まるのでしょうか。
高校は、毎年のように継続して合格者を出している大学から指定校の枠もらえます。
例えば毎年のように明治大学への合格者を出している高校は、明治大学から指定校推薦の枠をもらえます。
だから、基本的には偏差値の高い高校の方が指定校推薦の枠をたくさん持っていることが多いです。
③なんで私立高校の方が指定校が有利なのか
私立高校が推薦に有利な理由は、特進クラスの存在です。
実は、私立高校の特進クラス(最上位コース・クラス)は、学校推薦を利用できない場合が多いのです。
原則、内申点の高い人から推薦先を選べるのですが、あくまでも推薦するのは高校であり、推薦のルールを決めるのも高校です。
より大学合格実績を伸ばすために、最も成績の良い生徒たちは、あえて指定校推薦を利用させず、一般選抜等でチャレンジさせるという私立高校も多いのです。
成績の良い子たちは推薦しなくても難関大学に進学してもらえる可能性が高いのだから、内申点は高くても一般選抜で戦えるのか不安のある生徒たちを推薦で合格させた方が、高校全体の大学合格実績を伸ばすことができます。
だから何も考えずに「一番上だから」と私立高校のコースを決めてしまうと、進路選択で不利になる可能性もあるということですね。
このあたりは高校の学校説明会や個別相談会で入学前に確認しておきたいポイントです。
そしてもう一つ、私立高校は指定校推薦に有利な場合は多いものの、その恩恵を得られるのは高校入学後に努力を続け、高い内申点を維持した人に限られるということにご留意ください。
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