県立千葉と県立船橋、それぞれ学区のトップ校で、どちらの高校も優れた進学実績を誇ります。
受験生が志望校を決めるときには気にしないであろう点ですが、塾の先生としては気になってしまうのがカリキュラムの違いです。
それぞれの文系コースにおいて「数学B」は、
県立船橋が
3単位、県立千葉は
2単位
となっています。
簡単に言えば
県立船橋は週に3回、
県立千葉は週に2回、数学Bの授業があります。
「数学B」は任意の選択科目(授業をしなくてもいい科目)で授業をする場合の目安は2単位なのですが、県立船橋はあえて1単位増やしています。
実は全国の公立トップ校の中にも「数学B」の単位数を増やしている学校があります。
岐阜高校4単位、秋田高校3.5単位のようにさらに時間をかけて取り組む高校もあります。
私立文系志望の場合、数学なしで受験に臨む人が多いため、文系で「数学B」を必修にしている高校は国立志向の高い高校だと考えられます。
昨年から始動した高校の新しい教育指導要領において、
数学Bでは「数列」「統計的な推測」、
数学Cで「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」を学びます。
国立志望の場合、共通テストではこの数学B・Cの4項目から3項目を選択して解答します。文系で数学Cの「平面上の曲線と複素数平面」を選択する人はかなりの少数派でしょうから、
数学B「数列」「統計的な推測」、数学C「ベクトル」の3つを選択する受験生が多いと予想されます。
つまり数学Bで「数列」と「統計的な推測」の両方を丁寧に教えるのに2単位では少ないからと、3単位以上にしている学校は国公立大学をかなり意識してると考えられます。
文系で私立に注力したい人(数学を利用しない人)にとっては数学は少ない方がよいでしょうし、国公立志望で文系であっても数学を入試に使う人からすれば、独学の難しい数学を授業でしっかりとやってくれる学校の方がよいでしょう。
高校選びの際にはカリキュラムを比べてみると各学校の大学受験に向けた方針が見えてきます。
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