有名予備校講師の中にも、少なからず話がつまらないと感じる人がいます。
そもそも予備校講師に求められる力は2つ、生徒の成績を伸ばす教務力と、たくさんの生徒を集めるパフォーマンス力です。
人気のある先生というのは、少なくともどちらかが優れています。
だから中には教務力に特化し、生徒の成績を着実に上げる授業をするけど(本人は無自覚かもしれませんが)話のつまらない先生もいます。
むしろ困ってしまうのはパフォーマンスに特化した先生の授業を受けた場合です。話はおもしろくて分かりやすい気がする、先生はいい人、だけど成績が上がらない、なんてことになりかねません。
生徒が先生(講座)ごとに受講を決める予備校スタイルでは特に、人気のない先生は勝ち残れないので、教務力よりもパフォーマンス力で人気を集めてしまうことがあります。
もちろん、何年かすれば実績が出せないことがわかるはずですが、経営者の目線で考えれば生徒から人気の先生は大事だから、生徒を集めているうちは残り続ける場合があります。
また、塾単位でもパフォーマンス力に特化した授業をするところもあります。授業内容よりも先生の雑談が楽しいから授業を受けるという人もいるので、授業の半分くらいが雑談の時間というところもあります。
生徒のモチベーション維持に必要だからという考えなのかもしれませんが、この時間を削るだけでかなりの効率アップになります。
最近、いろいろな塾で取り入れている映像授業も、パフォーマンス部分を含めた集団授業をそのまま動画にしたものが多いです。
アシストの映像授業はどうかというと、先生の顔は映さず、授業に無関係な雑談もほぼありません。受験や定期テスト等までの限られた時間をいかに効率的に使うかを考えてつくられています。
私もコミュニケーションのための雑談はしますが、塾の授業は成績を上げるためのものであり、生徒たちはおしゃべりを楽しむためにお金を払っている訳ではありません。
そのため休憩中はワイワイしていても授業が始まると静かに黙々と学習に取り組むことが理想です。以前、見学に来た保護者の方から、教室が静かすぎて雰囲気がイヤと言われたことがありますが、私からすると理想的な環境です。
周りから声が飛び交う普通の個別指導塾から転塾してきた生徒たちからは、むしろ教室が静かで喜ばれることが多いです。
子供に楽しい時間を過ごしてもらうことが重要であれば、授業時間の大半を大学生のお兄さんお姉さんがおしゃべりにつきあってくれる塾もあるはずですね。
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