文部科学省の調査によると、令和3年度(1年分)の全日制の高校に通う生徒にかかる教育費の総額(平均)は、次の通りです。
公立校生512,971円 (約51万円)
私立校生1,054,444円 (約105万円)
私立は
公立の倍の費用(+54万円)が掛かっています。
学校にかかる金額だけに絞ると次の通りです。
公立校生309,261円 (約31万円)
私立校生750,362円 (約75万円)
差額は44万円ほどとなります。その差額分は塾などの費用になります。
私立に通わせれば塾大の節約になると考える人もいるかもしれませんが、
高校生の通塾率は公立33.2%、私立38.3%と私立に通う生徒の方が高いです。
金額で見ても、学習塾日が年間40万円以上の比率は公立11.6%、私立16.7%のため、金額で見ても私立校生の方が学習塾費がかかっています。
ちなみに中学生に関しては、公立中の通塾率は70.4%であるのに対して、私立中53.9で、高校受験を控える公立中の生徒の方が高いです。それでも私立中の生徒の過半数は塾に通っています。中学受験を経て私立中に通う子どもの成績が伸び悩んでいるとしたら、半分以上は塾で勉強しているということに親が気づかず、勉強を子ども任せにしているからかもしれません。
このような数値を見ると、一部の私立学校の先生が言う「塾に通わなくても難関大学を目指せる」という言葉は、学校外の活動の実態を把握できていない先生の勘違いの可能性が高いです。
11月くらいになると、早く進学先を決めたい受験生親子が安易に私立を選択することもあります。ですが、
平均で年間54万円、3年間で162万円の費用がかかることを踏まえて、本当に行きたい学校なのか、よく考えてから決断してほしいと思います。
今回ご紹介した金額は文部科学省「
令和3年度子供の学習費調査」をもとにしております。
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