難関レベルを目指す大学受験生の1日の学習時間の目安は約11時間です。
学校のある日はこれから学校の授業時間を差し引いた時間が一つの目安になります。なぜこの時間なのかというと、大手予備校で難関大学を目指す受験生たちがこれくらい勉強するからです。基本的に人数の多い大手は全体の平均値に影響を与えるので、大手に通う受験生より努力しているかどうかというのは大事な指標になります。
一方で、学習記録アプリStudyplusのデータによると2020年に東京大学に合格した人たちの平均学習時間(ただし受験年度に限る)は1日7時間ほどです。時期によって増減するのですが、平均すると約7時間になります。
東京大学レベルの最難関大学を受験する場合、少なくとも高1の時点でそれ相応の学習時間をつくっていると思われるので、単純に比較はしにくいのですが、受験年度に限れば私立難関大学に進学する受験生たちの方が長時間の学習をしています。
ここから推測できることは、1日のうち、集中して勉強に取り組める時間が7時間ほどなのではないかということです。
高校受験などでも、大手塾の夏期講習では1日10時間を推奨しているところが多いように思います。ただ、基本的には「50分×10回」で約8.3時間、これに宿題の時間を加えると10時間ほどになります。ただし、長時間の授業を集中して受け続けることのできる生徒ばかりではありません。そのため、集中力切れを起こす生徒のための雑談時間が増える傾向にあります。
ただし、長時間の学習を必ずしも否定することもできません。
1日7時間だけの学習スケジュールで、7時間ずっと集中し続けられる人はほとんどいないからです。7時間の集中力をすべて使い切るまでにかかる時間が、7時間の人もいれば11時間の人もいるはずです。だから、小休止をはさみながらの11時間学習で、結果として7時間分の集中力を消化しきればそれはそれで良いかもしれません。
また、7時間しか集中できないならと、ダラダラした7時間を過ごしていては意味がありません。
現状で、学校や塾の授業、宿題、家庭学習などすべての学習時間を合計して7時間を超えていない人は、まずは7時間以上を目指しましょう。このとき授業の合間の休憩時間や、ボーっとしていた時間を含んではいけません。
すでに7時間以上の学習をしている人は、学習時間の中にムダが無いか探ってみてください。1分でも長く学習時間を確保できないかと考える姿勢は素晴らしいものですが、同様により少ない時間で同等の効果を得られないか考えることも学習の効率化につながります。
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