もしかすると不都合な真実なのかもしれませんが、子どもというのは親が思っている以上に親の影響を受けて育ちます。
この春、高校1年生になった生徒・保護者を対象とした千葉県教育委員会のアンケート調査(※)によると、
生徒の側は自分の意見よりも
保護者の意見で進学先を決めたと考えている人が多いのに、
保護者の側は本人の意見を重視して進学先を決めたと捉えています。
ただし
「親の影響を受けて」いても「親の期待通り」とは限りません。
親としては、
「親の希望通りの進路ではない」=「親の意見は反映されなかった」=「本人の意思である」
といった認識をしていても、子どもとしては「親の希望や期待」に沿えるよう努力をした結果だと思っているから「親の意見」で進路先を決めたと判断したのだと推測できます。
多くの中学校の先生が、進路指導の際に「本人の意見を尊重してあげて」と親に伝えるのは、ここにギャップがあるからではないでしょうか。どちらにしろ親の意見が色濃く反映されるのだから、(親が)子どもの意見を尊重してあげたと思っているくらいで丁度いいのでしょう。
子どもが生まれる前の親はたいてい「健康に育ってくれたらそれでいい」「優しい子に育ってほしい」「一緒にキャッチボールをしたい」と、無邪気に夢を膨らませます。生まれる前や生まれたばかり、子どもが小さい頃はささやかな期待だったはずなのに、子どもが大きくなるにつれてどんどん期待は膨らんでいきます。
そんな期待に子どもが沿わないとき、素直だった子供が反抗期を迎えた時、親は「理想の子ども」を失ったことに向き合わなければいけません。でも、現実を否定して「理想の子ども」にとらわれてしまうと、現実の子どもの姿が見えなくなってしまいます。
同様のことは子どもの側にも起こり得ます。思春期を迎えた子どもが、今まで気づくことのできなかった大人のダメな部分に気づくこともあるからです。
理想を捨て、現実の親子が出会い直すこと、それが思春期の子どもを持つ親の課題なのではないでしょうか。
※参考:2023.7.25『令和5年度 千葉県公立高等学校入学者選抜に関する協議会(第1回)』
アンケート調査についてはコチラの記事も是非ご確認ください。
⇒
アシスト習志野校HP「高校受験|進学先をどうやって決める?~千葉県教育委員会の資料より」
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