子どものテストの点数が、親の理想どおりでは無い時に、褒めて伸ばすのか、叱って伸ばすのかは方針の分かれるところだと思います。
最近では「褒めて伸ばしてモチベーションを上げよう」といった意見を耳にすることが多いものの、親の立場で「こんなヒドイ点数を取って…」としかりつけたくなる心理も理解はできます。
子どもの教育には、「褒める」ことも「叱る」ことも必要ですし、時には感情的に「怒る」ことだって親子間ではあっていいのではないかと思います。赤の他人に褒めて伸ばすのが大事なんて言われても、毎日顔を突き合わせている家族としてはいろいろな感情があふれてくることもあるでしょう。
ただ、テスト勉強を頑張ったのに親から「もっと良い点が取れると思った」なんて言われると子どものやる気が下がってしまうし可哀そうだなと思うので、塾では少しでも褒めてあげてくださいと伝えることが多いです。
それなら普段からたくさん褒めてあげれば成績が伸びるのかというと、そうとは限りません。
結局のところ、手っ取り早くテストの点数を伸ばす方法は「学習量を増やすこと」です。たとえば定期テストの前に1回しかやっていなかった学校ワークを2回、3回、4回と反復する回数を増やしていけば自ずと点数は伸びていきます。
テスト2週間前からはじめて1回しかできなかったのであれば、次は3週間前からやるとか、1か月前からやるとか、今日から毎日コツコツやっていくとか、勉強量を増やしていけばよいのです。
ところが、褒めたり叱ったりすることを目的にしてしまうと、テスト結果を見て褒めるか叱るかして満足してしまいます。
悪い点数の答案用紙を持ち帰ってきた我が子を見て、「なんでこんな点数を取ったんだ!」と𠮟りつけたり、「前日に練習してた○○の問題は解けたね!」となんとか褒めるところを探してやる気を引き出そうとしたところで、次のテストの点数が上がるとは限らないのです。
本当に大事なことは、これからテストを受ける前に(次のテストに向けて)具体的な対策を立てることです。満足のいく点数を取れていないのであれば、少しでも早く始めるか、1日あたりの学習量を増やすかしてみてください。
このような話をするときに「それは分かってるんですけど子どものストレスも心配だし、部活で疲れて帰って来るし、勉強時間を増やすのは難しいんですよ」なんて言われて頑なに学習量を増やすことに反発する保護者の方もいるのですが、「周囲よりも短い学習時間で点数を伸ばせ」という無謀なチャレンジをさせて、点数が伸びなければ𠮟りつけられる子どもは可哀そうかなと思います。
大事なのは結果が出たあとよりも事前の準備です。
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