模試で国語の点数が伸び悩んでいる生徒と話をしていて、
時間内に読み終わらないと言われたとします。
それに対してどのような対策をすべきでしょうか。実際、保護者の方からも空欄の多いテスト結果を見て、どうしたら読むスピードが上がるのかと相談を受けることもあります。
それなら速読のトレーニングをすればいいのかと言うとそうとも限りません。国語のテストで空欄の多い場合、いろいろな原因が考えられます。
①文章中に意味の分からない語句が多くて理解ができない。
②答えが見つけられなくて何度も読んでいる
③答えが合っているか慎重に確認しすぎて時間が足りなくなっている
④そもそも文章を読んでいない
⑤読むスピードが遅い
本当に必要なことは、語彙力の強化かもしれませんし、読解テクニックの習得かもしれません。時間配分(大問ごとに何分で解くか)を決めておくだけで上手くい場合もあります。特に国語が苦手な子は、そもそも文章を通して読んでいない場合もあるので、確実に文章を読ませるために音読をさせることも多いです。
指導をするとき、たぶんこれが原因かな、違ったらこっちかな、それでもダメなら…と何となくで解決策を試していくと貴重な時間が失われてしまいます。語彙力が足りなくて成績が伸びていない子に、早く読むトレーニングを1ヶ月やったとしたら、その1か月がムダになってしまいます。
子どもに原因を聞いてみて、それを信じ込むのも危険で、子どもは苦手なものほどあまり深く考えようとしない傾向にあるので、「なんで出来なかったの?」なんて聞かれた日には、質問をやり過ごすために適当な理由を考えたりすることもあり得ます。
だから、例えば読むスピードをチェックしたいのであれば、音読させて時間を計ってみたり、テスト中にページをめくるタイミングや答えを書き始めるタイミングを確認したり、データで判断します。
教え方の上手い先生、話し方の上手な先生が優秀な先生だと考える人は多いと思いますが、それだけで成績が伸びるとは限りません。生徒の成績を伸ばすためには、成績の伸びない理由を見つけて対処しなければいけないからです。
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