成績を上げたい、第一志望に合格したいという目標をみんなが持っているのに達成できる人ばかりではありません。同じように目標があるのに努力を継続できる人と途中で諦めてしまう人がいます。
どこに違いがあるのでしょうか?
アメリカ人の作家で「モチベーション3.0」などのビジネス書の著作でも知られているダニエル・ピンク氏によると、意欲を高めるために必要なことは次の3つだと言います。
1,裁量の高さ
2,自分自身の成長
3,目標
目標に向かって努力をしていても、自分自身が成長を実感できないと辛いですよね。努力の成果が出るまでに時間が掛かることもあります。たくさん頑張っているつもりでも周りの子も同じように頑張っているから期待したほどの成果を実感できないこともあります。
大人としては日々、出来るようになったことを見つけ、伝えて、成長できている実感させてあげる必要があります。
もう一つ、裁量の高さも必要です。「自分で決めている」と言い換えた方が分かりやすいかもしれません。
たとえば最近の学校では、若い先生がメンタル面の問題を抱えてしまうことが増えています。学校ではデジタル化が進み、これまでデジタル端末にほとんど接してこなかった年配の先生も多いので若い先生ほど大忙しという傾向にあります。自分の意思とは関係なく、目の前に「人から指示された仕事」ばかりが積み上がってしまい、「本当にやりたい仕事」に割ける時間が減ってしまいます。
若い先生ほど授業の準備に時間をかけたいはずですが、十分な時間を取れないという話を聞いたことがあります。最近は学校の先生になりたい人が減り、悩みを抱えている先生が増えていますが、事務負担を減らして自分で自由に仕事ができる時間をつくってあげると仕事への意欲が高まると思います。
生徒の側も同じで、何から何まで指示されたとおりに勉強するより、自分で何をすべきか考えていく方が意欲が高まりやすいです。もちろん好き勝手に勉強させるのはリスクが高いです。何をすべきか情報を与えたり、うまく誘導してあげたり、本人の知識や能力に応じてどこまで自由にさせてよいかは見極めてあげたり、正しい判断が出来るようにすること、自主的に最適な学習をさせることはかなり大変です。
指導する立場としては、本当は徹底管理をしつつ自分で決めている(と思わせる)ことが理想です。
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