かつて授業といえば、学年ごとに同一内容を教える画一的な指導が主流でした。
しかし近年は生徒一人ひとりのレベルやペースに合わせた個別指導へのニーズが急速に高まっています。年度によって差はあるものの、中学生が通う塾の比率は「集団塾:個別指導塾」がおおむね拮抗しているのが現状です。
「集団塾では伸びなかった成績が、個別指導塾に転塾して大幅にアップした」——そんな成功談を耳にすることもあるでしょう。
とはいえ、業界の内側を知る立場だからこそ見えるデメリットも少なくありません。今回は、その代表的な5点をお伝えします。
① 講師の確保が難しい
個別指導塾の成否は優秀な講師を確保できるかにほぼかかっています。
・生徒が増えれば増えるほど講師も必要
・家庭学習を含めた学習管理の質が問われる
ところが近年、飲食店など他業界の時給が上昇する一方で、個別指導塾の講師時給はほぼ横ばいです。
近隣の大手個別指導塾: 時給
T塾(津田沼) : 1,170円〜
M塾(京成大久保) : 1,104円〜
準備時間など、授業以外に勤務する場合は別途、時給が定められていて最低賃金ギリギリというケースも珍しくありません。(公開していない塾も多いのですが)大手個別指導塾では人件費率がすでに40%超のところもあり、時給アップも難しく、講師不足は慢性化している教室もあります。
② 教室長は“営業マン”寄り
集団塾の教室長は自ら授業を行うケースが多いのに対し、個別指導塾では授業をしない教室長も珍しくありません。
・主業務は座席表の作成と営業(入塾相談や講習面談)
・脱サラで指導経験ゼロの教室長も少なくない
そのため学習相談や進路指導を依頼しても、本部や社内のベテラン講師に確認しないと答えられず、回答に時間がかかったり、曖昧な回答ばかりが返ってきてしまうケースもあり得ます。入塾前に「相談できる教務のプロがいるか」を確認しましょう(ただし、営業トークの上手な人が多いので注意が必要です)。
③ 客単価アップのノルマが厳しい
人件費率が高く利益率が低い個別指導塾では、利益を伸ばすためには生徒一人当たりの授業コマ数を増やす努力が不可欠です。
そのため、
・季節講習で数十万円のプランを提示
・成績不振には“追加コマ”が定番
となります。
成績が伸びなければ学習時間を増やすべきという提案自体は間違いとは言い切れませんが、「まずは宿題量や教材で工夫する」といった現状の授業料を維持したままできる改善策が後回しになる傾向は否めません。
④ 講師研修が十分に行われない
大量の講師を抱えるため、研修頻度が低くなりがちです。
私自身、かつて勤めていた個別指導塾では、4年間に受けた研修はわずか2回。内容も1回目が「生徒への声かけの仕方」が中心、2回目は「季節講習の書類の見方」といった事務的な内容で、教科指導や受験対策のノウハウを教えてもらったことはありません。頻繁に研修を行うための時間の確保が難しいこと、研修をするごとに利益を圧迫してしまうことが大きな要因だと思います。
⑤ “集団指導に向かない”講師の受け皿になりやすい
集団塾では採用試験における学力試験や模擬授業が定番ですが、個別指導塾ではハードルが低い場合があります。なお、私は試験無しで採用されました。
さらに集団塾グループの展開している個別指導塾では、集団授業で結果を出せなかった講師が個別指導部門に配置されることも…。良い講師に当たるかは、まさに“当たり外れ”です。
アシスト習志野校のご提案
アシスト習志野校では、集団授業で行っていた授業をすべて映像化しました。
・毎週の学習プラン作成
・毎回の理解度チェック(毎回の授業で行う確認テストの採点・指導)
・質問対応はすべて教室長が直接対応
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個別指導のメリットを活かしつつ、個別指導のデメリットを最小化した“新しい学びの形”をぜひ体験してください。
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学力のレベル、必要な学習内容は人によって違います。よって、目標達成のために最適な通塾日数や通塾時間数も違います。しかし、誰もがより高い目標を目指したがります。毎日学習する習慣こそが強い味方なのです。
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