偏差値65を超える公立高校に無事合格したAくんは、もともと几帳面で努力家。ところが入試直前のある日、古文の授業中に課題を中断し、必死に文学史のまとめノートを作り始めました。本棚から参考書を引っ張り出しては、作品名・作者・年代、ジャンルなどを書き連ねている――。
講師:「何をしているの?」
Aくん:「ここ、すごく大事だと思うんです。まだ授業で触れていないので整理しようかと…」
ところが彼が受ける高校では、文学史はここ数年で一度も出題されていません。だから授業では非常に基礎的な内容にしぼって伝えていました。
「出る・出ない」を知らずに勉強計画は立てられない
Aくんのように成績上位層でも、入試の出題分析が自分でできていない受験生は少なくありません。それに、+αの学習をするとライバルに差をつけられそうな気がしてしまいます。入試が近づくほど「大事そう」に見えるテーマが増え、結果的に
・出題されない分野に時間を取られる
・本当に出る分野の演習量が不足する
という本末転倒が起こります。入試は出題範囲が広いため、出題傾向を知らないまま“念のため”に手を広げるほど効率は下がるのです。
信頼できる“フィルター”を持とう
自分で最新の過去問を分析し、出題率を算出できるなら問題ありません。しかし多くの受験生は、試験範囲を一巡するまでに時間が掛かるから、過去問の演習も直前期まで始められないことが多いです。たとえば中3の冬からようやく過去問演習や出題傾向の分析をはじめても十分に対策できないまま試験本番を迎えてしまいます。
それならば、過去問の分析や学習プランの作成は、プロに任せた方が本当に得点につながる演習に即座に着手できます。
努力は“当たる場所”に投下する
受験勉強は限られた時間をどこに投資するかで決まります。「念のため」に広げた学習は、合格点に届くためのエネルギーを分散させるだけかもしれません。
もし今、手元の教材が増えるばかりで手応えがないなら、まずは信頼できる指導者――過去問をデータで語れる人に――勉強の“フィルター”を依頼してみてください。出ると分かっている問題に狙いを定め、限られた時間を最大の得点源へ。Aくんのような「優等生の落とし穴」を回避する最短ルートです。
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