受験を控えたお子さんをお持ちの保護者の皆さま、今の悩みや戸惑いは尽きないことと思います。
「勉強にどう向き合わせればいいのか」「親として何をしてあげられるのか」という問いは、いつも胸の奥にあるはずです。
そんなとき、江戸時代に生きた学者・本居宣長の足跡を振り返ってみると、親子の関わり方や支援のヒントが見えてきます。
松阪の商家に生まれながら何度も挫折を経験し、やがて国学の大家として名を残すまでに至った宣長。彼の「試行錯誤を恐れず、自らの道を粘り強く探し続けた姿勢」は、受験期の子どもをいかに導くべきかを考えるうえで示唆に富んでいます。
1.本居宣長の「試行錯誤」の道筋
・商家の子としてのスタート
松阪の木綿問屋に生まれた宣長は、16歳で江戸の問屋に奉公に上がります。しかし商人の才には恵まれず、1年足らずで帰郷しました。
・再度の商業チャレンジと挫折
母の勧めで19歳から伊勢の紙問屋に養子に入りましたが、やはり商売の世界になじめず、2年後に離縁。
・医学への転身と定着
次に京都で医学を学び、28歳で松阪へ戻ってからは生涯を医師として過ごす安定を得ました。
・裏で続けた「国学」の研究
ただ診療のかたわら、自らの興味を貫き通し、35年かけて『古事記伝』全44巻を完成。これが国学の金字塔となり、後世に大きな影響を残しました。
表向きは何度も職を変えたように見えますが、その裏側には「自分が心から打ち込めるもの」を探し続けた宣長の姿があります。挫折を繰り返しながらも、一度見つけた学問にはこれ以上ないほどの根気と情熱を傾けました。
2.受験期の子どもに大切な“試行錯誤”のサポート
(1)失敗を恐れず挑戦する環境づくり
宣長の人生から学べるのは、まず「試してダメなら、軌道修正してまた挑戦する」こと。この姿勢は、受験勉強にも欠かせません。
・模試の結果に一喜一憂しすぎず、「どうすれば次は伸びるか」を一緒に振り返る
・試験科目の選択や勉強法でつまずいたときは、別のやり方を試す余地を作る
(2)「好き・得意」を見つける支援
商人としては苦戦した宣長ですが、国学に出会ってからは一気に才能を開花させました。子どもも、どの教科・勉強法に最も興味を抱くかは人それぞれです。
・家庭学習の中で、「今日はここを教えてみて」と子どもに説明させる時間を設ける
・参考書や問題集を数種類用意し、子どもの反応を見ながら最適なものを選ぶ
(3)長期的視点で見守る
宣長は『古事記伝』完成までに35年を要しました。もちろん受験は短いスパンですが、長い学びの人生を考えたとき、今の頑張りはほんの序章です。
・目先のテストだけでなく、志望校合格後の「学びたい分野」や「将来の夢」について話し合う
・短期目標(模試の偏差値アップ)と中長期目標(将来の学びやキャリア)をセットで考える
3.親の“忍耐と支援”が、子どもの自立につながる
本居宣長の人生を支えたのは、決して一度の成功ではなく、何度もの挑戦と、その後に続く粘り強い努力でした。親としてできることは、子どもが「自分に合った学び」を模索する過程をそばで温かく見守り、必要なときに適切な助言を送ること。そして、挑戦を続けられる環境とマインドを一緒に育むことです。
受験はゴールではなく、人生の一里塚。宣長のように、試行錯誤を恐れず、自ら学び続ける力を育てる──それが、本当の意味で子どもを“自立”へ導く最良のサポートとなるのではないでしょうか。
《夏期講習について》
・
2025年「夏期講習」についてのお知らせ
【新・個別指導アシスト習志野校について】
・成績アップの秘訣!効果抜群のトリプル指導で合格へ導きます!
・学びホーダイ‼とは?
・よくあるご質問
・Assist学習システムのご紹介(YouTube動画)