新学期や講習のシーズンになると、「合格への最短ルート!」「入試から逆算した必勝カリキュラム!」といった力強い言葉を掲げる学習塾の広告が目に留まります。
志望校合格という明確なゴールに向かって、無駄なく効率的に学べるのなら、それに越したことはありません。しかし、その「最短ルート」が、本当にあなたにとってベストな道なのでしょうか?
今回は、後悔しない塾選びのために知っておきたい「学習プラン」の考え方についてお話しします。
◆学習プランの代表的な2つのタイプ
塾が提供する学習プランは、大きく分けると2つのタイプがあります。
タイプA:志望校から逆算する「ゴール設定型」プラン
これは、まさしく「最短ルート」を謳うプランです。志望校の入試問題(過去問)を徹底的に分析し、出題傾向を把握した上で、「合格点を取るために、何を・いつまでに・どれくらいやるか」を逆算してカリキュラムを組みます。
メリット:やるべきことが明確に絞られるため、学習時間を圧縮できる可能性があります。
デメリット:このプランは、必ずしも「あなたの現在の学力」に合わせて作られてはいません。そのため、自分の実力とプランのレベルがかけ離れている場合、次のようなミスマッチが起こり得ます。
レベルが高すぎる場合:授業についていけず、消化不良を起こし、モチベーションが低下してしまう。
レベルが低すぎる場合:常に物足りなさを感じ、負荷が軽すぎて本来持っている学力を十分に伸ばせない。
タイプB:現在の学力から始める「実力追従型」プラン
多くの個別指導塾が採用している方法で、まずは現在の学力診断テストなどの結果をもとに、本人が「わかる」ところから学習をスタートします。
メリット:「授業がまったく理解できない」というリスクを最小限に抑えられ、着実に知識を積み上げていくことができます。
デメリット:着実ではあるものの、そのペースで「入試本番までに志望校合格レベルに到達できるか」は未知数です。「今のままで、本当に間に合うのだろうか?」という不安が常につきまといます。
◆最高のプランとは?「現在地」と「目的地」をつなぐ道筋
では、どちらのプランを選べばよいのでしょうか。
理想を言えば、「今の自分の学力(現在地)」を正確に把握し、そこから「第一志望校合格(目的地)」までに必要な学習内容を、適切なステップで組み上げたオーダーメイドのプランです。
実際に、どちらの手法で学習プランを作成している塾であっても、最終的にはココを目指しているはずです。しかし、これが結構むずかしいのです。
なぜなら、この理想のプランを作成するには、
・生徒一人ひとりの学力、得意・不得意を正確に分析する力
・志望校の出題傾向や難易度に関する深い知識
・生徒の学習ペースや性格、伸びしろを見極める経験
・計画通りに進まなかった際に、柔軟に軌道修正できる対応力
といった、非常に専門的な知見とスキルが求められるからです。入塾時の簡易的な診断テストなどで理想のプランをつくることは困難で、ある程度の時間をかけて様子を見ながらつくり上げていくことになります。
「あなただけのロードマップ」を見つけよう
塾を選ぶということは、単に授業を受ける場所を選ぶだけではありません。自分専用の「合格までのロードマップ」を、信頼して任せられるプロの伴走者を見つけることです。
「最短ルート」という言葉の響きだけで判断したり、「今の実力に合っているから」という安心感だけで決めたりする前に、一度立ち止まってみてください。
「今の自分はどこにいて、目指すゴールはどこなのか」
「そして、そのゴールまで、どのような道筋で、いつまでにたどり着くのか」
当塾では、まず生徒さん一人ひとりの「現在地」を分析することから始めます。そして、志望校という「目的地」までを結ぶ、あなただけの学習プランをご提案します。
もし、今お通いの塾のプランに疑問を感じていたり、これから塾選びを始めようとしていたりするなら、ぜひ一度、学習相談にお越しください。一緒に、あなただけの「合格への最短で、かつ着実なルート」を見つけましょう。
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学力のレベル、必要な学習内容は人によって違います。よって、目標達成のために最適な通塾日数や通塾時間数も違います。しかし、誰もがより高い目標を目指したがります。毎日学習する習慣こそが強い味方なのです。
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