中学3年の物理分野「運動とエネルギー」では、等速直線運動や等加速度運動を記録タイマー(テープに等間隔で点を打つ装置)で確かめます。ここでまず押さえたいのは、1秒間に打つ点の回数が地域で違うという事実です。
東日本は 50回/秒(50Hz)、西日本は 60回/秒(60Hz) です。千葉県は東日本なので、公立入試の記録タイマーは基本「50回/秒」で出ます。2020年、2016年、2012年と運動の問題が出題されていますが、すべて「50回/秒」です。
とはいえ、教科書や問題集には60回/秒の設定も普通に載っていますし、都道府県によっては年度により出題が揺れることも。たとえば静岡県は、電力周波数の境目(新潟県・糸魚川と静岡県・富士川を結ぶ線、いわゆる「糸魚川―静岡構造線」)にまたがるため、地域で50と60が混在します。実際、2024年度は「50回/秒」、遡ると2013年度は「60回/秒」での出題が確認できます。境界県の受験生は設問の但し書きを必ず読むクセをつけましょう。
点の間隔から速さを出すときのコツ
50回/秒 … 点と点の間の時間は 1/50秒=0.02秒。
0.1秒ごとに見たいときは5点分をひとまとまりにすると計算が楽。
60回/秒 … 点と点の間の時間は 1/60秒≒0.0167秒。
0.1秒ごとなら6点分でピタリと0.1秒になります。
テープの上で一定個数ごとに“しるし”を付け、まとまりごとの距離 ÷ そのまとまりの時間で区間の平均の速さを出す──この手順に慣れておくと、本番で迷いません。
千葉の受験生へ(実戦のコツ)
千葉県公立では原則50回/秒での出題です。0.02秒刻みの問題に慣れておきましょう。受験する私立高校で理科の出題がある場合は、念のため60Hzの練習もしておいた方がよいかもしれません。
記録タイマーは「設定(50/60)」と「数え方(点か、間か)」のたった二つを外さなければ、小学生の算数(速さ)レベルの問題ですから、確実に得点しておきたい単元です。細部を丁寧に読む習慣は、理科だけでなく全科目の武器になります。アシスト習志野校では、千葉の出題傾向に合わせた演習と解き方の型づくりで、ここを“落とさない得点源”に変えていきます。
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