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入試現代文の最重要ワード「パラダイム」の生みの親が、自分の言葉を嫌がった理由【新・個別指導アシスト習志野校】

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こんにちは。習志野市藤崎6丁目の新・個別指導アシスト習志野校です。


難関校の国語(現代文)において、毎年のように出題される最重要テーマがあります。それが「パラダイム」や「パラダイムシフト」という言葉です。


保護者の皆様も、ビジネスの現場などで「これからはパラダイムの転換が必要だ」といった表現を耳にしたことがあるかもしれません。実はこの言葉、世界中に広まった結果、生みの親である学者が「やっぱりこの言葉を使うのはやめたい……」と頭を抱える事態になったという、ちょっと面白い歴史を持っています。


「パラダイム」の本当の意味

この言葉を有名にしたのは、トマス・クーンというアメリカの科学史家です。1962年に出版された彼の著書『科学革命の構造』の中で使われ、世界的な大ベストセラーになりました。


もともと「パラダイム」という言葉は、英語などの授業で習う「動詞の規則的な変化表(go-went-goneなど)」を指す、とても地味な専門用語でした。クーンはこれを「科学者たちが共通して持っている、ものの見方や暗黙のルール」という意味に転用しました。


たとえば、かつて世界中の天才たちは「太陽が地球の周りを回っている(天動説)」と信じて疑いませんでした。しかし、ある日突然「いや、地球の方が回っているんじゃないか(地動説)」という全く新しいルールにひっくり返ります。 科学は少しずつ前進するのではなく、ある日突然、前提となるルールごと総入れ替えになる。クーンはこの劇的な価値観の転換を「パラダイムシフト(科学革命)」と呼んだのです。


言葉の「独り歩き」というジレンマ

クーンのこの斬新な切り口は、学問の世界を飛び越えて大流行しました。「時代ごとのものの見方」や「新しいビジネスモデル」など、あらゆる場面で「パラダイム」という言葉が便利に使われるようになったのです。


しかし、ここで問題が起きます。誰も彼もが適当に「パラダイム」を使いまくった結果、本来の厳密な意味が失われてしまいました。ある言語学者からは「あなたの本の中で、パラダイムという言葉が21種類もの違う意味で使われているじゃないか」と突っ込まれる始末。


学問の厳密さを愛するクーンは猛省し、「専門母型」という別のカッチリとした言葉に言い換えようと試みました。しかし時すでに遅し。世間はすっかり「パラダイム」という響きの良さに夢中になっており、生みの親の言い換え提案は誰にも見向きされなかったのです。


自分が世に放った言葉が、人々の口の端に上るうちに形を変え、コントロールできなくなっていく。これは、どれほど偉大な学者であっても抗えない「言葉の独り歩き」の恐ろしさであり、面白さでもあります。


なぜ入試問題で問われるのか?

では、なぜ入試の現代文でこの「パラダイム」が頻繁に出題されるのでしょうか。


それは、大学側が受験生に対して「自分が無意識に信じている常識(ルール)を、客観的に疑う力を持っていますか?」と問いかけているからです。 これは、日々の学習でも同じです。「勉強=ひたすら暗記するもの」というパラダイム(思い込み)を持っている子は、いくら時間をかけても本質的な思考力は育ちません。「なぜそうなるのか」を論理的に分析するという全く別のパラダイムへと、自分の中のルールを総入れ替えする必要があるのです。


そして、これは私たち大人にも突き刺さるテーマです。職場の人間関係や子育てにおいて、「こうあるべきだ」という古いパラダイムに縛られて身動きが取れなくなってしまうことは少なくありません。


もし今、何かの壁にぶつかって行き詰まっているとしたら。それは能力不足ではなく、ただ「古いパラダイム」の枠の中で戦っているだけなのかもしれません。たまにはクーンのように、自分が信じている「暗黙のルール」そのものを疑ってみてはいかがでしょうか。




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基本情報

名称新・個別指導アシスト習志野校
フリガナシンコベツシドウアシストナラシノコウ
住所275-0017 習志野市藤崎6-18-5 和田ビル1階
アクセス京成本線京成大久保駅より徒歩13分
電話番号047-405-9918
メールアドレスinfo@assist-n.com
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開業日2019年03月01日
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