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「蝉=うるさい」現代っ子が、松尾芭蕉『奥の細道』でつまずく理由と解決策【新・個別指導アシスト習志野校】

新・個別指導アシスト習志野校

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こんにちは。習志野市藤崎6丁目の新・個別指導アシスト習志野校です。


中学3年生の国語の教科書に必ず登場する、松尾芭蕉の紀行文『奥の細道』。早い学校ではすでに夏休み前に学習を終え、多くの学校では9月以降の授業で本格的に取り扱われます。


この中に、あまりにも有名な次の一句があります。

「閑(しずか)さや 岩にしみ入る 蝉の声」


山形県の立石寺(山寺)を訪れた芭蕉が、その静寂な情景を詠んだ句です。しかし、現代の中学生がこの句を読むと、少なからずこんな「違和感」を口にします。


「え、蝉ってめっちゃうるさくない?」 「夏に道を歩いてたら、木の上から急におしっこ(フン)をかけてくる嫌な虫でしょ。全然静かじゃない!」


大人は「昔の文学なんだから、そういうものとして覚えなさい」と片付けてしまいがちですが、実はこの子どもたちの感覚は非常に鋭く、真っ当な反応なのです。


なぜ芭蕉は「蝉」で静けさを表現したのか?

現代のアスファルトに囲まれた街中で聞く蝉の声と、約330年前に芭蕉が聞いた蝉の声には、論理的に説明できる3つの大きな違いがあります。

  • 鳴いている蝉の「種類」が違う
    現代の街中で私たちを悩ませる大音量の正体は、ジリジリ鳴くアブラゼミや、シャアシャアと鳴くクマゼミです。しかし、芭蕉がこの句を詠んだ時期(現在の7月中旬〜下旬)に山寺で鳴いていたのは、「ニイニイゼミ」という種類でした。その鳴き声は「チィィィー」という高音で連続した単調なもので、自然界の環境音として静かに響くものでした。

  • 音の「吸収と反射」が違う
    現代の蝉がうるさいのは、コンクリートやビル群に音がガンガン「反射」して増幅されているからです。一方、芭蕉が立っていた山寺は、鬱蒼とした木々と苔むした巨大な岩だらけの空間でした。ニイニイゼミの微細な高音が、柔らかい苔や岩の隙間にスゥーッと吸い込まれていく。物理的な「音の吸収現象」が起きていたのです。

  • 「対比」のテクニック
    真っ暗な部屋よりも、一本の小さなろうそくが灯っている方が「周囲の暗さ」をより深く感じませんか? それと同じで、完全な無音よりも、「チィィィー」という単調な音が一つだけ鳴り響いている方が、周囲の圧倒的な静寂が際立ちます。芭蕉は蝉のやかましさを描いたのではなく、「蝉の鳴き声すら吸い込んで消してしまうほど、この山の岩石群の静けさは深く、巨大である」というコントラストを描いたのです。

「違和感」を「論理」で解決する国語の面白さ

子どもたちが古典や現代文を「つまらない」「意味不明」と感じる最大の理由は、自分の生きている現代の感覚と、文章の中の感覚がズレたまま、ただ暗記させられるからです。


しかし、「なぜ芭蕉は蝉を使ったのか?」という違和感を入り口にして、当時の環境や物理的な音の響き方の違いを論理的に紐解いていくと、子どもたちの目はパッと輝きます。「なるほど、そういうことか!」と腑に落ちた瞬間、ただの退屈な昔の句が、自分の中の知識と結びついた「生きた言葉」に変わるのです。


これから本格的に受験勉強が始まると、国語でも「自分とは異なる時代の背景」や「筆者独自の視点」を読み解く問題が数多く出題されます。お子さんが教科書を読んで「なんか変だ」「納得いかない」と文句を言ったときは、実は読解力を大きく伸ばすチャンスです。


今年の夏、もし親子で一緒に蝉の鳴き声を聞く機会があれば、「芭蕉が聞いた蝉の声は、どうやらこれとは違うらしいよ」と、ぜひ話題に出してみてください。日常のちょっとした会話が、秋以降の国語の授業を何倍も面白くしてくれるはずです。



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基本情報

名称新・個別指導アシスト習志野校
フリガナシンコベツシドウアシストナラシノコウ
住所275-0017 習志野市藤崎6-18-5 和田ビル1階
アクセス京成本線京成大久保駅より徒歩13分
電話番号047-405-9918
メールアドレスinfo@assist-n.com
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開業日2019年03月01日
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