最近の夏は暑さが厳しく、冷房の設定温度が低い、ついつい冷たいアイスや飲み物をとりすぎる、お風呂をシャワーで済ませる等、身体を冷やすことが増え、冷え症の相談は夏にも多くあります。

周りの人と同じ状況なのに、自分だけ冷えるのは身体を暖める元になる血液が不足して血虚(けっきょ)になっていることが考えられます。

特に食欲の落ちる夏は栄養不足により、血虚になりやすいのです。血虚は赤血球の数で判断する貧血とは違います。

血虚の特徴として、冷えだけでなく、疲れやすい、色が白い、立ちくらみ、しびれやすい、爪が軟らかくもろい、化粧ののりが悪い、髪にツヤが無くパサつく、便秘がちでコロコロ便、眠れない、月経周期が長い、妊娠しにくい、などの症状も起きてきます。

漢方では血虚に対して当帰(とうき)を使います。当帰は血液を増やし、血流を良くすることで女性の宝、美容の女王と言われ、冷え症だけでなく女性の様々な悩みを解決してくれます。

当帰を主成分にした漢方薬の中では「婦宝当帰膠」がとても優れています。

冷えは万病の元、漢方薬で体質改善をしましょう。