こんにちは、総合学習塾スカラー代表の蕨です。
現在高校生のテストが佳境にさしかかっており、当塾も対策に忙しい日々を送っています。
さて。
遠心力って、何?
と聞かれて、みなさん答えられるでしょうか。
日常でもよく(?)耳にする言葉だとは思いますし、みなさん「多分これが遠心力だな」と感じることもあると思います。
あれ、実はちょっとむずかしい概念です。
車でまっすぐ進んでいて、カーブする時なんかに遠心力のようなもの感じると思うんですけど、
画像にありますが、遠心力とは、「慣性の法則」(動いている物体はその運動状態を維持しようとする、つまり同じ方向に同じ速さで動き続ける)という法則から説明されます。
車の中の人はまっすぐ進み続けようとするのに無理やり曲げられるので、なんとなく「外に押し付けられる」ように感じるわけですね。
つまり、本当は遠心力なんて力はない(…と言っていいかなと思います)んですけど、何でそんなもの習うんでしょうか。
たとえば幼稚園児に、「何でカーブすると外に押し付けられるの?」と聞かれたとしましょう。
(そんなこと聞いてくる子がいたら僕は感動してしまいますが笑)
そこで「慣性の法則が…」と講釈を垂れても、おそらくわかってもらえないでしょうし、たぶん途中で飽きちゃいますよね。笑
そのときに「遠心力っていう力があるんだよね」というと、説明がしやすいと思います。
(もちろんそれで納得できない子には、ゆっくり慣性の法則の話をしていくといいわけですね。)
この遠心力というのは、そのような「説明を簡単にするため」の概念なんですね。
実際、高校物理では考え方・解き方を楽にするための道具として導入されます。
(話していると、学校の授業を聞いただけではそれをわかっていない生徒が多いようには思いますけど。)
こういうものは結構世の中にありまして、ある程度覚えておけばそれで使えるようになる、なんて道具や概念の1つということです。(電気系の資格試験なんかは、その最たるものの1つのように思います。)
学問を俯瞰すると、「根本的なこと」とこのような「副次的なもの」の2つに分かれていることがわかったりします。
そんなとこまで見れるようになるとすっごく強いんですけど…
普段の勉強の中だけでは、なかなかたどり着くのが難しいかもしれませんね。
ぜひぜひ、いろいろなことを考えながら生きていきましょう!
津田沼周辺で塾をお探しなら!
東大卒塾長の作った、小さな塾。
総合学習塾SCHOLAR
お問い合わせは下部リンクよりお願いいたします。
電話受付:平日14:00〜22:00、土14:00〜20:00