「分数の割り算が分からない… 公立小教師に保護者が駄目出し」
ダイヤモンドオンラインの記事にこのような見出しがありました。

かつては狭き門だった「小学校教師」の人気が低下し、教師の質の低下は深刻になっています。


第二次ベビーブーム世代の教師が大量に定年を迎え、教師の不足から採用を拡大している一方で、激務であることが度々メディアでも報道され、特に公立学校教師の人気が低迷しています。その結果過去には最高12.5倍を記録した公立小学校の先生の採用倍率も2020年度には過去最低の2.7倍を記録しました。


そこに狙いを定め、地方の私立大学による「教師になるための学部」づくりが進みました。
低学力の学生でも入学できる大学でありながら、教師になるために特化しているため、教員への就職実績は高かったりします。

教師が高学歴であるべきとまでは言いません。たまたま問題のある先生がいただけの話だと思います。

しかし、採用倍率の低下は、問題のある教師が入り込む確率を引き上げます。
小学校の担任の先生は１年間、受け持った生徒の全科目を指導をします。小学生にとっての１年間の重みを考えると、無視できる問題ではありません。

もちろん文部科学省もこのような現状は把握しているでしょう。２０２２年度から小学校でも教科担任制の導入が予定されているのも、このような背景があってのことかもしれません。

⇒（過去のニュース）小学校で教科担任制が導入される！


ただ、公立の学校に子供が通っているのであれば、「学校に任せておけば」と安易に考えない方がよいのかもしれません。



（参考文献）
・ダイヤモンドオンライン2021.5.27「公立小学校の教師は低レベル」説の真相、ダメ出しする保護者が続出中


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