3月22日は「世界水の日」だそうです。
ということで、今回は、海水に関する雑学(?)を紹介したいと思います。
小中学校の理科で、水溶液の酸性・中性・アルカリ性について習いますよね。
では食塩水は?
酸性だと間違える人が多いのですが、中性です。
食塩水は、塩(ナトリウムと塩素の化合物)が水に溶けたもので、酸性でもアルカリ性でもなく、pH値はほぼ7です。
(中学生の理科で習う)pH値とは、どれだけ酸性か、アルカリ性かを測る数字です。同じ酸性でも、強い酸性と弱い酸性があるため、0から14までの範囲で、0に近いほど酸性が強く、14に近いほどアルカリ性が強いことを表します。
pH値7はちょうど中間で、中性を表します。
◆海水も中性でしょうか?
実は海水はアルカリ性です。
海水にも塩分は含まれていますが、海水のpHは約8.1です。
海水には塩分以外にも多くの成分(硫酸イオン、炭酸イオン、酸化カルシウムなど)が含まれていて、これらの成分によりアルカリ性となっています。
◆そもそも何故、海は塩分を含んでいるのでしょうか。
これにはいくつかの説がありますが、代表的なものをご紹介します。
・川から流れてきた
雨や川の水が岩や土を侵食し、その過程で塩分やミネラルが溶け出し、川を通じて海に流れ込んだという説があります。
食塩水を加熱すると水だけ蒸発するように、海の水は蒸発して雨となり、それが川を通じてまた海に流れ込むという循環が行われていますが、一度、海に流れた塩分等は水が蒸発しても残り続けるため、長い年月をかけて徐々に塩分が蓄積されていったといわれています。
・海底の火山から放出された
陸地だけではなく、実は海底にも火山があります。海底の火山が噴火すると、マグマから放出されるガスやミネラルが海水に溶け込み、塩分を増やします。
・大気中の塩素ガスを含む雨が海を作った説
大昔、地球にはまだ海がなかった時代がありました。そのころの大気には、塩素ガスという成分がたくさん含まれていました。やがて、雨が降り始め、その雨には大気中の塩素ガスが溶け込んでいました。
この雨が地球の表面を流れ、川を作りました。川は塩素ガスが含まれた雨水を運んで、どんどん集まって海を作りました。海に流れ込んだ塩素ガスは、海水の中で塩に変わったという説です。
◆海水の塩分濃度は変化するのか?
川の流れによって徐々に塩分が海に溶けだしたりするのであれば、海の塩分濃度はどんどん濃くなっていきそうですよね。
でも逆に、地球温暖化により北極の氷が解けて(塩分を含まない)淡水が海に流れ込み、塩分濃度がうすくなるのではないかと予想する説もあります。
海水の塩分濃度が変化すると対応できない海の生物もいるかもしれません。
海水の塩分濃度は、高くなっても低くなっても、地球全体に大きな影響を与えると考えられます。
◆最後に
地球規模のことばかりではなく、日常生活で水を大切にすることも大切なことです。世界水の日を、水や自然環境に関する知識を学び、水の価値を再認識する日にしてもらえると嬉しいです。
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