先日、書店に行ったら子ども向けから大人向けまで片づけに関する本が並んでいました。
片づけは単なる家事や整理整頓のテクニックにとどまりません。私たちの生活の質を左右する、大切なスキルとして認識されているようです。
◆学力向上は片づけから始まる
実際のところ、片づける力と学力は無関係ではありません。たとえば、必要なものが整理されておらず、使いたいものを探すのに時間がかかると、勉強を始める前に学習意欲がそがれてしまいます。探し物をしている時間は無駄ですし、その間に集中力ややる気が失われることも少なくありません。
勉強する際に、必要な教材や道具がスムーズに取り出せる状態にあることは、効率の良い学習を支える大きな要素となります。
◆片づけがもたらす学習環境のメリット
学習に必要なものが、必要な場所に、必要な分だけ整っていると、勉強を始めるまでの流れがスムーズになります。集中して取り組むべき時に中断する必要がないため、効率よく課題を終えることができます。そして、余った時間を趣味や休息に使うことができれば、生活に余裕と豊かさが生まれます。
逆に、探し物を繰り返しているとどうなるでしょうか?時間の無駄だけでなく、ストレスや焦りも生じます。それが積み重なると、学習そのものに対してネガティブな感情を抱きやすくなります。
探し物をしない、なくし物をしない、カバンや部屋が使いやすく整頓されている——これらは単に生活の便利さを追求するだけでなく、学ぶ力の土台となる重要な要素なのです。
◆春から入学する皆さんは今から練習を!
特に新中1、それも中学受験を経験した皆さんは、片づけが苦手な子が多いです。中学受験のときはプリントなど、身の回りの物の整理を保護者に任せていて、自分で整理整頓する習慣がついていないためです。
最近の大学入試では、内申点対策の重要性が増しています。学校のプリントをなくしたり、ぐちゃぐちゃにしたりしていると、仮に提出の指示がなくてもテスト前の学習に支障が出ます。子どもが中1になると体も大きくなってきて、ついつい大人のような扱いをしがちですが、新しいことに取り組むためには根気が必要です。なぜ書店に大人向けの片づけ術のような本が並んでいるのか。それは、大人になっても自己成長のために本を読む勤勉な人であっても、片づけが苦手な人が多く本が売れるからに他なりません。
今のうちから、学校や塾のプリントを整理整頓する練習をしておきましょう。
◆まずは片づけから始めよう
1.勉強スペースの整理整頓
よく使う参考書や文房具を手の届く範囲に置き、それ以外のものは引き出しや棚に片づける。
2.持ち物の見直し
必要なものと不要なものを仕分けし、使わないものは思い切って捨てるか別の場所に保管する。
3.毎日の習慣にする
勉強が終わったらその日のうちに机やカバンの中を整理する。翌日の準備も忘れないようにしよう。
4.無理をしすぎない
整理整頓されたきれいな部屋は理想ですが、皆さん他にもやることがたくさんあって忙しいですよね。だから1日5分だけ片づけをするなど、無理なく取り組むこともおすすめです。あと効率を考える際、特に大事なのは「必要なものが必要な時にすぐ出てくること」です。多少は見た目が散らかっていても、どこに何があるかさえ把握できていればそれほど困りません。気楽に取り組んでいきましょう。
◆まとめ
さて、学習効率を高めるためにも、生活の質を豊かにするためにも、まずは片づけから始めてみませんか?
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