そろそろ今年も半ばとなります。皆さん、新年の抱負・目標は覚えていますか?
信念の抱負を書き出すとき、たいていの人は驚くほど前向きです。
「よし、今年は毎日英単語を〇語」「週末は〇時間勉強しよう」
ところが、2月に入る頃には、その決意も薄れ始めます。薄れるくらいならまだしも、きれいさっぱり忘れ去っているかもしれません。
それは何故でしょうか。
答えは簡単です。私たちはやる気があるから行動すると思いがちだからです。裏を返せば、やる気が下がった瞬間に行動も止まる、という不安定な仕組みに身を任せている訳です。
◆モチベーションは“気まぐれ”な味方
受験勉強では特に顕著です。ある日はハイテンションで10時間机に向かい、翌日は気分が乗らずノートすら開かない。人間はラクな方を選ぶ習性があるため、「やらなくてもいい日」が一度でも成立すると、次からはそちらに流れやすくなります。
受験が長期戦である以上、気まぐれなモチベーションに任せていては、総勉強量がライバルに負けるのは時間の問題です。
◆勉強を“ルーティン”に落とし込む
そこで必要になるのが 「やる気に頼らない仕組み」です。
たとえば時間と行動をセットで固定すれば、やる気があろうとなかろうと体は条件反射で動き始めます。
・朝7時、歯みがきと同時に英単語アプリを10分
・学校から帰宅したら机に直行し数学30分
・夜は21時に古文の音読
授業の授業も、あらかじめ固定された時間に通うことでルーティンをつくりやすくなります。
最初の2週間くらいは苦しくても、3週目あたりから「やらないと気持ち悪い」という感覚が芽生えます。こうなれば勝ちです。
◆良い習慣化のためならご褒美で釣っても良い
「次のテストで400点取ったら1万円上げる」のような勉強のご褒美はよくないと言われることが多いです。結果に対するご褒美は失敗しやすいのですが、「図書館で勉強してきたらお小遣いを上げる」のような習慣をつくるための効果的に働くことが知られています。
最初はご褒美につられていくのですが、習慣が出来てしまうとご褒美がなくても「図書館で勉強をする」という習慣は崩れにくいと言われています。実際、教育の現場でご褒美シールなどが使われ続けています。
毎日続ける人は“やる気の天才”ではない
勉強を続けられる人は、やる気に満ちあふれた特別な存在ではありません。やる気がゼロの日でも机に向かえる仕組みを持っているだけ です。その仕組みを作る才能こそ、受験というマラソンを完走する最強の武器になります。
今日から一つ、ほんの小さなルーティンを始めてみましょう。
やる気に振り回される日々から抜け出したとき、合格への距離は思ったより近くに感じられるはずです。
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